10/25稽古メモ前半
☆ SYさんからの稽古メモです。
いつもありがとうございます。
☆2014年10月25日(土)13時 ~ 秋晴れ
1.Mさんが体験を希望されて参加。
完全に「合気柔術」なので、力を使わない、無駄な力を使わない、ということで「脱力」の稽古をする。
・ 腕振り 両手・片手: 手の甲を上に向けて
・ ロッキングチェア : 足の指を上げたままの状態で身体を前後に振る。
・ ロッキングチェア+腕振り:慣れれば、手を上げなくて 身体を前後に振るだけで良い。頭の中心を揺らすのではなく。この運動を行うのは、身体の脱力。
・ 掴み手外し :少林寺拳法等で行うような、掴まえられて、ここを切るのか、といったことはしない。とられたら先ず脱力する。脱力したところからこのままこう外す。基本はすべて脱力。
--- Mさんへの説明が続く ---
2.Mさんへの説明に平行しながら、Sさんに、これまでの初心者コースのメニューを説明して 指導を受けるように指示があった。
・ 脱力による掴み手外し
・ 中指投げ
・ 逆腹式呼吸
・ 吸込みによる掴み手外し
・ 直立した時と膝曲げの時で腕の重みの違いを感じる
・ 圧力による体内操作の体験
ペンギン歩き、バラストタンク原理、両脇ボール挟み、
・ バランス崩しの体験
両手もたれ合い、両手を使ったバランス崩し、杖によるバランス崩し、杖押しによるバランス崩し、
3. Mさんへの説明が、柔術から剣術へ移る。全員がこれに合流。
・ 基本姿勢を説明。
「30度にお辞儀をして、膝を曲げ、上半身を真っ直ぐ立てる姿勢。」
・ 七刀の1番目を指導
「息を吸って、剣を上げる。これ以上吸えないところまで息を吸う。そのまま息を吐かずに脱力する。それで息を吐きながら剣を降ろす。」
・ 七刀の2番目、3番目を指導
「脱力した時に 右の膝に重心を乗せる。そのとき、自分の足の割れ目(親指の次ぎ)にしっかりと自分の正中線をつける。そこに、息を吐かずに脱力した状態でスライドさせる。そこに乗り切って これ以上いかないところで息を吐く。息を吐かずに肩を緩めると重心がグッと下がる。その下がるスライドで自分の足の割れ目で止まる。その割れ目に自分の正中線がスパッと止まる。」
・ 袋竹刀を使って戦車打ちの指導
「先程の七刀の3種では 人中路は真ん中、右、左と3つあった。今度は、右足を人中路に置く。右足が相手に向くように構える。つまり斜めに構える。真ん中から吸って、相手に対して正面、相手の人中路に相手(打太刀)は中青岸に構えて迫ってくるので、モノウチ(刀の切れ処)に入ってきたら、篭手を打つ。相手の人中路に沿って打つ。息をハッと吐いたときに落ちる。打太刀は真っ直ぐに進むと切られるので、外にずれて人中路を外してくる。使太刀は打ちにくくなる。使太刀は身体の中心が合っていないので。そこで、足の踵にすべてを上げる。そして踵を軸に回して身体の中心を合わせると股関節が合って「くわえ込み」ができる。そこで降ろす。前と後ろを寄せて合わせて、右と左を寄るという感覚を意識して欲しい。」
4. Mさんへの説明が、剣術から柔術へ移る。全員が合流。
担任:先程、「掴み手外し」を行なったが、この状態で手を出してみる。それで相手の人中路を踏む。その状態で脱力して 抜く。Mさん:これは初めてです!担任:吸って、吐かずに緩めて人中路に乗る。乗ったところで手をだす。手を持たれたところから、吐いて脱力する。そこから(手を上に)上げる。それだけ。Mさん: ホー!担任:今度は、相手がこちらの人中路を外して 手を掴む場合。こちらは 足を上げずにそのままの状態で 吐いて脱力して抜く。次に 戦車打ちと同じように 人中路を合わせて 吐いて脱力して抜く。担任:何をやっているかというと、人間の身体の構造と、体幹がきっちり。ばーんといくよりも、しっかり真ん中を揃えてやったほうが剣も切れるし、力も入れやすい。抜きやすい。掛けやすい。これが一番の剣術の基本になっている。ばーんといくよりも、しっかりと相手の人中路を踏んで、打つ。ここも同じ撥草の構えであっても、相手の人中路とこちらの人中路を合わせて 打つ時にこの人中路が変わる。これがしっかり合うから相手に効率よく力が加わる。身体の向きと体感を合わす。練習では蹴らない。蹴って動くと、弱い姿勢になる。自分の重心移動をするための歩き方ができるように 能や日本舞踊に近いようにするために蹴らないように足袋を履いている。そうですね。簡単に言えば「すり足」。技でも何でも無いが、この歩き方の違い。こうすると蹴っています。だから、何々投げとか、そういう練習はしない。それをやると そこに情報の焦点が来るので、それはもう絶対に技に使えない。何々投げをやると、実戦のときにそれを探すために、、、。まー こんな事をしています。呼吸をやったり、居合刀を使って稽古もします。
体操もやります。色々な事をします。相手に伝わるためには何でもやります。Mさん: 少林寺と全然違う考え方だ。SさんからMさんへのコメント。「少林寺の経験があり体格も良い。でも 自分よりも強い、大きい相手の場合、何だ!(技が)効かない! ということを無くしたい。今までやったことでは外れない。それを外せるようにする身体の作り方、外せるようにしたい、、、、。力の集中で、体格差を、。」
--- 前半 終了 ----
いつもありがとうございます。
☆2014年10月25日(土)13時 ~ 秋晴れ
1.Mさんが体験を希望されて参加。
完全に「合気柔術」なので、力を使わない、無駄な力を使わない、ということで「脱力」の稽古をする。
・ 腕振り 両手・片手: 手の甲を上に向けて
・ ロッキングチェア : 足の指を上げたままの状態で身体を前後に振る。
・ ロッキングチェア+腕振り:慣れれば、手を上げなくて 身体を前後に振るだけで良い。頭の中心を揺らすのではなく。この運動を行うのは、身体の脱力。
・ 掴み手外し :少林寺拳法等で行うような、掴まえられて、ここを切るのか、といったことはしない。とられたら先ず脱力する。脱力したところからこのままこう外す。基本はすべて脱力。
--- Mさんへの説明が続く ---
2.Mさんへの説明に平行しながら、Sさんに、これまでの初心者コースのメニューを説明して 指導を受けるように指示があった。
・ 脱力による掴み手外し
・ 中指投げ
・ 逆腹式呼吸
・ 吸込みによる掴み手外し
・ 直立した時と膝曲げの時で腕の重みの違いを感じる
・ 圧力による体内操作の体験
ペンギン歩き、バラストタンク原理、両脇ボール挟み、
・ バランス崩しの体験
両手もたれ合い、両手を使ったバランス崩し、杖によるバランス崩し、杖押しによるバランス崩し、
3. Mさんへの説明が、柔術から剣術へ移る。全員がこれに合流。
・ 基本姿勢を説明。
「30度にお辞儀をして、膝を曲げ、上半身を真っ直ぐ立てる姿勢。」
・ 七刀の1番目を指導
「息を吸って、剣を上げる。これ以上吸えないところまで息を吸う。そのまま息を吐かずに脱力する。それで息を吐きながら剣を降ろす。」
・ 七刀の2番目、3番目を指導
「脱力した時に 右の膝に重心を乗せる。そのとき、自分の足の割れ目(親指の次ぎ)にしっかりと自分の正中線をつける。そこに、息を吐かずに脱力した状態でスライドさせる。そこに乗り切って これ以上いかないところで息を吐く。息を吐かずに肩を緩めると重心がグッと下がる。その下がるスライドで自分の足の割れ目で止まる。その割れ目に自分の正中線がスパッと止まる。」
・ 袋竹刀を使って戦車打ちの指導
「先程の七刀の3種では 人中路は真ん中、右、左と3つあった。今度は、右足を人中路に置く。右足が相手に向くように構える。つまり斜めに構える。真ん中から吸って、相手に対して正面、相手の人中路に相手(打太刀)は中青岸に構えて迫ってくるので、モノウチ(刀の切れ処)に入ってきたら、篭手を打つ。相手の人中路に沿って打つ。息をハッと吐いたときに落ちる。打太刀は真っ直ぐに進むと切られるので、外にずれて人中路を外してくる。使太刀は打ちにくくなる。使太刀は身体の中心が合っていないので。そこで、足の踵にすべてを上げる。そして踵を軸に回して身体の中心を合わせると股関節が合って「くわえ込み」ができる。そこで降ろす。前と後ろを寄せて合わせて、右と左を寄るという感覚を意識して欲しい。」
4. Mさんへの説明が、剣術から柔術へ移る。全員が合流。
担任:先程、「掴み手外し」を行なったが、この状態で手を出してみる。それで相手の人中路を踏む。その状態で脱力して 抜く。Mさん:これは初めてです!担任:吸って、吐かずに緩めて人中路に乗る。乗ったところで手をだす。手を持たれたところから、吐いて脱力する。そこから(手を上に)上げる。それだけ。Mさん: ホー!担任:今度は、相手がこちらの人中路を外して 手を掴む場合。こちらは 足を上げずにそのままの状態で 吐いて脱力して抜く。次に 戦車打ちと同じように 人中路を合わせて 吐いて脱力して抜く。担任:何をやっているかというと、人間の身体の構造と、体幹がきっちり。ばーんといくよりも、しっかり真ん中を揃えてやったほうが剣も切れるし、力も入れやすい。抜きやすい。掛けやすい。これが一番の剣術の基本になっている。ばーんといくよりも、しっかりと相手の人中路を踏んで、打つ。ここも同じ撥草の構えであっても、相手の人中路とこちらの人中路を合わせて 打つ時にこの人中路が変わる。これがしっかり合うから相手に効率よく力が加わる。身体の向きと体感を合わす。練習では蹴らない。蹴って動くと、弱い姿勢になる。自分の重心移動をするための歩き方ができるように 能や日本舞踊に近いようにするために蹴らないように足袋を履いている。そうですね。簡単に言えば「すり足」。技でも何でも無いが、この歩き方の違い。こうすると蹴っています。だから、何々投げとか、そういう練習はしない。それをやると そこに情報の焦点が来るので、それはもう絶対に技に使えない。何々投げをやると、実戦のときにそれを探すために、、、。まー こんな事をしています。呼吸をやったり、居合刀を使って稽古もします。
体操もやります。色々な事をします。相手に伝わるためには何でもやります。Mさん: 少林寺と全然違う考え方だ。SさんからMさんへのコメント。「少林寺の経験があり体格も良い。でも 自分よりも強い、大きい相手の場合、何だ!(技が)効かない! ということを無くしたい。今までやったことでは外れない。それを外せるようにする身体の作り方、外せるようにしたい、、、、。力の集中で、体格差を、。」
--- 前半 終了 ----
by shinonomeaiki
| 2014-11-02 21:41
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