マリーさんと刀身一致
刀のお話
時間があったので、京都の刀剣イベントに行きました。
すると今年は結構、これから剣術を初めようと思うという人や、始めたばかりの人が結構おられました。
同じように、武術を志す人がまだ芽生えているのは、嬉しい限りです。
ですから、あまり刀剣の知識をご存知でないように感じられました。
私も刀剣の知識があるほうではありませんが、これだけは言えます。
『刀は体で使う。』
です。
体とは、身体全てで、即ち、私達が意識という分野で身体を統率するならば、
刀を使うということは
身体を使うということ
になると思うのです。
手の握り、足の角度、刃の方向、呼吸、目つけ、腕、肩、頭の向き・・・
と文字で書ける内は体全てではありません。
東雲道場では、私が宗匠より指導を受けたように、刀、棒等の道具を使う身体操法が基本になります。
合気柔術の基本は剣術の身体操法ですから。
真剣を持ったときの手を見れば、だいたいどんな指導を受けているかが分かります。
他流の感想は差し控えますが、いつも宗匠の合気観照の図を見て思うのは、情報を捉える基点を間違えると、使い物にならなくなるということです。
例えるなら、
パンが無いなら、ケーキを食べればいい
と言ったマリーさんといっしょですね。(史実でマリーさんが本当に言ったかどうかは諸説あり。ここでは例えばの引用で使わせて頂きます。)
パンとケーキが主に小麦粉で出来ているとは知っていても、どうやって出来ているかが分からず、なぜ小麦粉が人体に必要なのかが理解出来ていないことから出た発想だと思います。
俗に秘伝、奥伝などという型だけ知っていても、型を行う己の人体の使い方が理解出来ていなければ、宮廷のマリーさんといっしょですね。
よくサポーターやテーピングさんがおられますが、どうしてでしょう。
いずれは頭で思い描く理想の技術と、己の人体の違い(現実との違い)により、頭と体が離れます。
宮廷が流派で、型がケーキ、身体操法が小麦粉です。
宗匠の稽古は、小麦粉が大事ですね。
でもかくいう私もまだまだですが。
刀身一致を目指して日々精進です。
時間があったので、京都の刀剣イベントに行きました。
すると今年は結構、これから剣術を初めようと思うという人や、始めたばかりの人が結構おられました。
同じように、武術を志す人がまだ芽生えているのは、嬉しい限りです。
ですから、あまり刀剣の知識をご存知でないように感じられました。
私も刀剣の知識があるほうではありませんが、これだけは言えます。
『刀は体で使う。』
です。
体とは、身体全てで、即ち、私達が意識という分野で身体を統率するならば、
刀を使うということは
身体を使うということ
になると思うのです。
手の握り、足の角度、刃の方向、呼吸、目つけ、腕、肩、頭の向き・・・
と文字で書ける内は体全てではありません。
東雲道場では、私が宗匠より指導を受けたように、刀、棒等の道具を使う身体操法が基本になります。
合気柔術の基本は剣術の身体操法ですから。
真剣を持ったときの手を見れば、だいたいどんな指導を受けているかが分かります。
他流の感想は差し控えますが、いつも宗匠の合気観照の図を見て思うのは、情報を捉える基点を間違えると、使い物にならなくなるということです。
例えるなら、
パンが無いなら、ケーキを食べればいい
と言ったマリーさんといっしょですね。(史実でマリーさんが本当に言ったかどうかは諸説あり。ここでは例えばの引用で使わせて頂きます。)
パンとケーキが主に小麦粉で出来ているとは知っていても、どうやって出来ているかが分からず、なぜ小麦粉が人体に必要なのかが理解出来ていないことから出た発想だと思います。
俗に秘伝、奥伝などという型だけ知っていても、型を行う己の人体の使い方が理解出来ていなければ、宮廷のマリーさんといっしょですね。
よくサポーターやテーピングさんがおられますが、どうしてでしょう。
いずれは頭で思い描く理想の技術と、己の人体の違い(現実との違い)により、頭と体が離れます。
宮廷が流派で、型がケーキ、身体操法が小麦粉です。
宗匠の稽古は、小麦粉が大事ですね。
でもかくいう私もまだまだですが。
刀身一致を目指して日々精進です。
by shinonomeaiki
| 2016-05-03 22:59
| 意義
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