合気観照塾東雲道場

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無形、雲

宗匠の過去のブログ記事です。

蚤を潰し雲を掴む?

2014-07-25 07:29

 「一刀流極意」笹森順造著からご紹介します。

 p.480
 (7)睡中抓痒処
 
 無心であってよく達し急所に当たって決してはずれない。宛も眠っている時に痒い所に爪が自然に行って蚤を潰すように万事が行き届くようにありたい。

 蚤を見付け目を瞠り大手を拡げ心を配っても蚤は中々捉え難い。それは心が動き手が迷うからである。睡中に痒い所を掻くのは行きなり無心でゆくからである。

 それでは目で見ずにどうして手が急所に届くかというと、手が目が教えなくても知っているからである。目を閉じて鼻の先を掻こうと思うと鼻の先に手がゆく。背をさすろうと思うと背に手がゆく。それは手は体のどこはどうとよく知っているからである。

 どうして手がそれを知っているかというと、心が知っていてふだんから手に知らしているからである。蚤がどこを刺しているか心が知って手に知らせるから手が行きなり蚤を潰すのである。心と手とよく連絡通信ができているから目を通す必要がない。

 更に進んで敵が吾が体のどこかを切ろうと狙う事を吾が心で覚と、敵の動作が出て目に写る前に吾が手が知ってそこを防ぐ、また敵の体に隙が出るとわが手が知り直ちに切り込んで勝つ。肉眼よりも心眼が先に見て勝つ。これは無心無極の勝ちである。

 特に短を以て長に対し、間違いなく急所を制し得るのは短の技がよく熟し手がよくよく弁え要をはずさず思わずして転化し巧まずして働くからである。宛も水を盛った器に穴があくと、そこから水が奔(はし)り出るように剣の技が出てくる。ここは睡中抓痒処の教えであり流の柔らかで直ちに応じ過まることなく的中する所である。

 人が先天的に与えられた本性を発揮して邪念邪想がなかったら万事滞りなく取り運び得られるものである。天真爛漫であれば作為技巧の達し難き事を直ちに遂げることを教えるのである。

 p.569
 (7)雲の構

 構の無構、無構の構というのは構に形があって形のないことである。形が見えるとそこに敵が打つてくる。形が見えなければ打つこともできない。しかし構である以上全く形がないとはいわれない。そこで一刀流ではこの構を雲の構と教えている。

 雲には入道雲、波雲、朝顔雲、雨雲など呼ぶ名があるが、その形は捉えようとしても全く雲を掴むようなものである。雲には全体の形があっても個々の形がなく、またその形も風に従って移り気に乗って流れ山に当たって変わる。刻々流転変貌万化集散現滅して一瞬も滞らない。山に当たって生ずるが山をも包む。地より湧くが地を覆う。風に送られて飛ぶが風をも呼ぶ。

 そのように雲の構は敵に従って生ずるが、敵を包み敵を覆い敵を走らすのである。天地位を定め、山沢気を通じ、雷風相薄り、水火相射ると。雲は見えざる所から生じ静かに集まるが、一度激すると、大雨を灑(そそ)ぎ、万雷天地を轟かす。一刀流の雲の構もこれと同然である。

 #楽隠居です
 このところ古流剣術関連の資料を読み直したり、YouTubeで動画を検索したりしています。剣術を習っていた頃とは、見る角度?が変わってきているようで、中々面白いです。時代が変わり、風俗習慣が変わり、道具が変わると型もどんどん変化しているんですね!

 勿論、個性や教える側の都合?もありますから・・・

 これまでは、合気から剣術を見ていたのですが、剣術から合気が生まれるところを想像してみるのも楽しいです。ですから、YouTubeを見ていても、合気が生まれる可能性がある剣術かどうかに興味があり、その流派が伝統的かどうかには、全く興味が無いんですね!

 以上宗匠記事

世話役です。

東雲道場の定例稽古において、

  1 歩法
   ・何も持たない(腕回し)
   ・両手短棒、両手剣回して前進
   ・前同小さく回して前進
   ・前同、手に持って下げたまま
    回さず前進
  2 剣の歩法
   ・諸手で一刀、無形のまま前進
   ・文を截って前進
   ・正面截りで前進

の順で稽古をするときがあります。

ある易卜の権威から
  神社の注連縄(しめなわ)は雲
  紙垂(しで)は雷
  雨は人に降る
  ちゃんと順序がある
と聞いたことがあります。

 雨は

空から降ってくる水滴。大気の水蒸気が高所で冷却により凝結して水滴となって落ちてくるもの。
絶え間なく降りそそぐもの。

という意味です。

大気の水蒸気である『空』が歩法

水蒸気が集まった『雲』が無形、位

雲が集まって雨を呼ぶ『雷』が文を截る、雷刀

雨は相手に「ふる」もので、剣を「ふる」理合の『合気』と言ったところでしょうか。

神社には、雲と雷の看板はあっても、雨の看板は無いのです。

氏神に行くと
   うちには雨は置いていません
   雲と雷は呼びますけど
   あとは、あなた自身の処世(広義の意味)次第ですね
と言われているように感じるようになりました。


ですから、神、仏の寺社仏閣は願い、求めに行くところではなく、己の処世を神、仏に問い、評価を頂く所のように思えます。

型の切り売りを買って喜ぶのは、神社で雨が貰えると思うのと等しいのです。

重ねて言いますが、人が肉視出来る神社の雲と雷はあくまでも『看板』で、天、神が人に与えるのは本物の雨と雨による恵みで、目には見えないのです。

釣り具屋さんみたいなものでしょうか。

魚を釣るための道具、エサは置いていますが、魚は売っていません。

型のみに執着する人は、釣り具を集めて満足して、魚を釣ろうとしない人です。

かくゆう私もすぐに道具を集めてしまう癖がありますが・・・


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by shinonomeaiki | 2017-10-25 13:57 | 意義 | Comments(0)

YSさんからの第四十七回研究会稽古メモ その3

合気観照塾東雲道場 
世話役 様

   内容:K先生から「剣術の妙」の指導を受けた。
  (第四十七回研究会)
   期日:2017年10月9日(月)13時~

<指導5:刀を捧げ持ち歩法>
@歩法をやります。
@その場で ちょっとやってみてください。どれだけ 足の指 前を使わないで
 片手で歩けるか。
@そのときに 股関節と腰の感じ。それから 足の幅。
@少しくらい 付けても 触ってもいいですけれど、踵を中心のままでこう前後
 にやる。
@そのときに 前に突っ込まない。踵です。

@次に、模擬刀を持って 歩いてみます。
@それで、反りを下にして 首の後ろというか上のところへ 肘を少し前に出して 
 それで もう 握らないで、片手で こう歩いてみてください。楽に。
@それで、ゆすって 視線はあまり下を見ない。真っ直ぐ前を。
@要は そういった感じで、こう前へゆすってもいいが、丹田の意識、肘の意識、
 肩甲骨が動くというのが大事です。
@とりあえず いったん少し上に上げて、吸って、肩の力を抜いて、この重みで 
 そのまま落ちてくる。吸って、上げて、緩めて。
@それで、もっと反対に向けてやると、もう上げてやるだけで感じが違うのです。
@肩の力を抜いて、といっても 抜けない。 こっちへ向いていると 抜ける。
 そういうことを

Q:そうか、重みが ここへ来ているのですね?
A:そういうことです。それが 丹田で ちゃんと受けられる。
Q:両サイドから?
A:上だから。

@ですから反りというのが 左右これまでにきたときに丹田に凄く意識しやすい。
@それに「踵歩き」、それから「爪先歩き」で歩いていく。ゆっくり動いて。
@それで、何故 踵で、爪先で 歩きをするかというと、本当は 真ん中で
 歩きたいからです。
@それで 前へ少し重心を、後ろへ少し重心をやって、それで肩甲骨の位置、
 首の位置をきっちり。それで 肩の力を抜いて それで足の指を使わないで 
 ペタペタと いわゆるヘイチヘイカツ 真っ直ぐ上げて、真っ直ぐ歩く。

<初心者への指導>
@未だ 右足が 先に踵が上がって 未だ爪先の方が着くのが遅いのです。
 浮くのが。左はいいです。右も少し早く、そう早くしなくてよい。
 つま先を上げるのを早く。そうすると膝がやりやすくなる。

Q:違うでしょう?
A:違います。

@それで 今度は手首が こういう感じ。生きた感じで 下へ。肋骨の辺り、
 みぞおちの辺り、それと 肩甲骨の辺り。そこで片足を出す。
@そうすると もう一つは どこか 中心を置いておいて ぶれない。
 こうならない。
@それで、こういうのは こう支えていると 分かりやすいでしょう。
@これで すこし前傾して 前へ。
@そー。それで 肩の力を常に 吸って、緩めて、吐いて、吸って、
 緩めて、吐いて。

@その感じで「スケーティング」というのは、本当に乗っているのです
 けれど 最初はゆっくりと 軸をずらさない。足の指を使わない。
 こう 何歩か前へ。それからバックしてください。   
@最初は こすれるくらい。それから 膝を ずーと曲げたまま。
@そー、それで 足の裏が ずーとこすれていると 足首の使い方が
 分かります。

@そう 右の踵が上がります。そー
@前に行ったときに 踵を上げないように。バックするときは 踵から
 出る。

@前へ ヒュッと一本足になるのが「スケーティング」。
@それで、これを じわー と進んでいくのが「鉄球運び」です。
@ですから 大事なのは 足の裏の舵です。足の裏の こう グイーと
@こするのが大事なのではなくて 足の裏の感覚が どっちかに偏って着いて
 いないかどうかが分かれば 別に 滑らすだけでいいです。
@まあ、特に ここなんかも ちゃんと床板で分かりやすいでしょう。
@そのときは、こうかけると こう丸くなるので このまま こう、、。
@股関節の締め というか、だから これが前傾したりしない。肩が真っ直ぐ。
@ちょっと こう 足の裏が こう平行に移動する。
@だから ここにあると 結構 首の位置が真っ直ぐになるので、それで 
 これで特に横隔膜を上げるようにしていったらいい。
@こいつが こう きっちり。せっかく刃があるので 刃筋がくるので やって
 おくと。
@それで これなんかもOK。足をこするようなことを 回転する。そうすると、
 上体が捻じれないのです。
@膝を曲げて膝を結ぶようにすると、昔の時計みたいになるでしょう。チクタク。

@それで もう一回、恥骨のアイデアを決めて。肩幅より 少し狭い目で、薬指が
 真っ直ぐ。少し親指のミタケが内股。膝を曲げて、お尻を上げて、   します。
@それで、吸いながら 少し上げて、肩の力を抜いて、吐きながら、そのとき、
 身体の中のユレとか、丹田に落ちていく感じを、、、。

@次、また、少し上げて。
@少し前後にゆすってみたり、左右にゆすってみたり、身体のバランスを
@吸って、少し上げて、緩めて。
@それで、この手の位置を変えずに 入っていくことによって 身体の中が
 緩んで 丹田に落ちていきます。

@少し寄せて、首の位置。
@吸って、上がって、緩めて。肩の位置を動かさずに 中を動かす。
@それで、思い切り こう 肘を伸ばさないで 少し伸ばしたくらいで  の
 高さくらいまで。
@肘の位置を少し寄せて。肩甲骨も寄せて。吸って、緩めて、吐いて、目の高さ。
@それで 手首を決めたまま 指を少し曲げて 引っ掛けて。

@真っ直ぐ 上げてください。
@少し こう 親指、人差し指の間に 吸って、逆に
@それから あとはもう 肩の力を抜きながら、徐々に倒していく。

@胸の辺まできたときの 少し指にかかるように 重みを感じる。
@それで また、こう 回転させる。それで 足の裏、足首、股関節、首を
 感じてください。

@それで 足踏みをしてください。すると、そうと置けるようになって、
 余りバンバンいわない。
@それで、軽く吸って、上げて、緩めて、上げて、 どうですか?

Q:力が要らないです。
A:いらないでしょう。そうなのです。呼吸に合わせて。そうすると握らない
  でしょう!
Q:新しい「歩法」ですか?
A:一緒なのですが、こういう モノを持ってやる。それが 次の普通の歩法
 もやりますが、歩法の前半の身体作りにせっかくあるのだから 模擬刀を
 入れれば 面白いと考えたまでです。

@それから今度は 両足を少し開いて 90度にして「七刀」にもっていく。
 吸って、回転させて、吸って、

<初心者への指導>
@相当 いい感じになりましたね。
@鼻から息を吐いてください。口から吐くと、喉が緊張してしまうので。
 鼻から息を吐くと 丹田に落ちていきます。

<指導6:剣術の妙>
@それで、今度は これで持ち替えて こういう練習。
@とはいっても、刀がやるのですけれども 何故するかというのは 先ほど 
 何故「猿廻」とか、「左太刀」というのを ここで入れているかというのは、
 要は 最終的に「奥義の太刀」に使っているからなのです。
@そのときも 大事なのは、肩から落ちていくのを 邪魔しない。
@そのスピードに乗っていく。
@それから、当たって、止まったら、そのまま「折敷」とか、「  」とかと
 いう身体の使い方が出来る。
@そのためには 肩に力が入っていたら ダメなのです。これが そのまま
 ヒュッと落ちていくというのを感じて欲しいのです。
@だから、居合いだけではなくて やはり「こういうふうに刀を使えられる」と
 いうのが。 せっかくあるのだから。上手く使って 身体をつくる。
@先ほどの「クネリ打ち」なんかも 簡単にできる。
 これ、ここまで こうですよね。これ以上にやると 勝手にこの瞬間にコロン
 といっているわけです。

Q:刀の重みで 走りが変わるのですね?
A:そうなのです。それを分かってほしいのです。そのためには 棒でバンバンと
  叩きまくっても「剣術の妙」が分からないのですよ。
Q:そうしたら 今度は「引きと攻め」で 勝手に、、
A:そうです。そういうことです。
Q:何の力も 要らないのですね?
A:要らない、要らないのです。力を入れると止まってしまう。だから「三学円の
  太刀」の一本目なんかでも、それが そのまま こうきたときに 直ぐに
  雷刀になる練習かな と。

  これで 中心をちゃんと作っておけば それが「二の斬り」になったり、その
  あとから「クネリ打ち」になったりするわけですよ。

Q:理路整然と しているのですね?
A:理路整然としているのに、バンバンさせるから、、
  そう思うと 凄く楽でしょう! 
  胸の高さからちょっと上がった高さから 刀が勝手に回転していくという。
Q:結局は 刀が反っているからですね?
A:そういうことです。それと、やはり峰と刃があって、反りがあって その関係性が
  あるのです。
  それと「逆車(ぎゃくしゃ)」から落としていったり、今度はこっちから上げると
 
  これは「逆円の太刀」ですかね。こう落ちますよね。それで、今度は こう腰を
  振ると、上がってくるでしょう。
  スパッ!、スパッ!、 この 振っていくのが これなんですね。
  ここから スパッ!、シヤー!、スパッ!、
  すると「奥義の太刀」みたいに このままこっちへ移ったり このまま直線でいき
  ます。 すると、こっちより早い。それで 一番近いのは ここなのだから。
Q:そうですね。
A:そこへ 上手くいけばいいわけで、それは このまま こっちへこう。
  だから「水車勢」のときでも、このままで落として 振ってとか。そういうふうに
  いろいろなバリエーションがあるのです。

                           (滋賀より参加の初心者)


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by shinonomeaiki | 2017-10-19 21:22 | YS さんの稽古メモ | Comments(0)

YSさんからの第四十七回研究会稽古メモ その2

合気観照塾東雲道場 
世話役 様

   内容:K先生から「刃筋が絶対に狂わない」指導を受けた。
      (第四十七回研究会)
   期日:2017年10月9日(月)13時~

<指導4:刃を上向き、下向きにして 刀を捧げ持つ>
@大きい、反りのあるものを持ってください。
@刃を上に向けて、親指と人差し指の間で 上に上げてください。
@バランスの取れるところを探して、吸って 緩めて 吐きます。
@手は前後。足は真っ直ぐから 少し中へ入れてください。薬指が真っ直ぐに
 なる様に。
@それで 肩を上に上げて 肘を少し前に出して。
@それを 少し降ろします。それで、吸って 緩めて 吐きます。こうです。
@それで 少し また 落ちます。吸って 喉の辺りまで 下げてください。
@そのときの 肩の感じ。

@逆に、今度は 刃を下に向けてください。上に上げて。
@吸って 緩めて 吐きます。そのまま 刃が下を向いている。
@このときに、刃が下を向いているのと、上を向いているのとで、吸って 
 緩めて 肩を緩めて吐きます。肩のゆるみ方は どうですか?

Q:肩にかかる荷重が違いますが?
A:そうです。ですから 刃が下を向いているほうが 肩を

@刃を上に向けると 肩の力が抜けないのです。だから こう持ったときの 
 肩の力を覚えておかないとダメなのです。
@すると 楽に振れる。
@この感じの肩で、刃が下に向いて落ちるとよいのです。
@たぶん、刃が上に向いた感じで 肩でロックさせて 振っても落ちて
 こないのです。
@今度は刃を下に向けて、首の前で 手、肘を少し曲げてください。
@吸って、肩の力を緩めて 落とす。3㎝~5㎝くらい 落ちます。

@また 吸って、首の後ろを伸ばして、肩の力を少し抜いて、丹田感覚、 
 もう少し足を寄せて 左に向ける。
@そうすると、膝だけで この重みが感じられるのです。
@そうです、だんだん 落ちていく。丹田のところで きっちりとくる
 ように肘の位置、首の位置、手首、手首がこうならない。手首はこっち
 へです。
@それで 指で引っ掛ける。手の平で下を向く。すると 肩の力が抜けます。
@それで 肩の力を抜いて 回してください。
@ゆっくり、丁寧に、ちょうど こう 丹田、恥骨くらいのところ。それで 
 前後左右。
@それで後ろに倒して、首の後ろを伸ばして 肩が少し浮いて、力を抜いて、 
 真ん中を
@股関節を感じなさい。
@基本的に 刀が上を向いているのか、下を向いているのかで違いを感じる。
@重みが こう落ちてくる。それから ちょっと見た感じ。
@もう 重みが落ちてきた状態で、全部、、、
@それで 手から上げてやって、息を吸い上げていったときに、右手が少し
 上がって、左手が少し落ちたら、キュッと上がってくるから そのまま
 両手で上げて、肩の力を抜いて、左手が落ちていって 右手が落ちていく。
@そのときに 微妙に指の中の感じ。それで 手首がこうならない。首を
 ちゃんと決まっている。
@すると ちゃんと 水が ザーと流れるくらいの角度になります。
@肩の力を抜いて。そうです。そのときに こうならない。こうなるのは 
 肩に力が入っているから。手首が決まっている。

@ここで 目の前に切っ先があって、肩の力を抜いて、少し落とします。
@それで、ここまで チラッと。それから とりあえず少し下になって 
 吸って 緩めて 吐きます。アヤを斬る。
@すると これだけなのです。刃筋は絶対に狂わない。剣のいくままです
 から。握っていないし。
@そうです。そのまま 真っ直ぐ。すると ちょっとこれをもっていったら
 歩法になるわけです。
@その場でやるなら「水車勢」の練習になります。そのまま 相手を打つ。
@それを ちょっと前に出すと「カボク」になる。この刃筋。
@だから、この位置から へこんでいるから 三角のへしゃげた感じが
 「カボク」です。
@いわゆる 直角三角形に近いのが「転身転」です。
@それで ちゃんと刃が下を向いた状態で、それで 肩の力が抜きやすい。
@振らない。落ちていくのを追いかける。極端に言うと、持って、手を離して、
 スポーンといく。
@ここまでは「引きと攻め」。ここから 落ちていくのを下で受けるだけ。
 極端に言えば。
@そういうことを考えると、肩に力が入らない。そうすると刃筋が狂いません。 
@そういうのは 模擬刀の方が 分かりやすい。
@だから 袋竹刀を持ってバンバンやっていると 永久にこういうことに気付か
 ない。
@この 肩の力が抜けたところで もう一回 先ほどの「引きと攻め」と左右の   
     をやってください。

          (滋賀より参加の初心者)


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by shinonomeaiki | 2017-10-19 21:17 | YS さんの稽古メモ | Comments(0)

YSさんからの第四十七回研究会稽古メモ その1

合気観照塾東雲道場 
世話役 様

   内容:K先生から「バンバンしない稽古」の指導を受けた。
     (第四十七回研究会)
   期日:2017年10月9日(月)13時~

<指導1:資料「日本刀の変遷」より 読み聞かせ>
@室町時代後期には 刀の長さが短くなっている。2尺と少し。
@徒歩の集団戦が主流となり「槍」が普及。「刀」は補助、又は屋内での戦い用。
@5世の連也斎も、生涯に2度 刀を切り詰めている。最後は2尺をきった刀を
 使ったと言われている。
@安土桃山時代には 刀の厚みが厚くなっている。これは戦国時代の激しい戦と、
 海外から持ち込んだ強固な鎧に対応するため。
@安土桃山時代以前のものを「古刀」と呼び、以後のものを「新刀」と呼ぶ。
@江戸時代前期には、刀の反りが浅くなっている。反りの無い竹刀で「突く」
 のが影響。
@只、刀棒で持っても、突くのではなくて、必ず反りを合わせて「斬る」。
 突いてしまうと 筋肉が締まって 刀が抜けなくなる。

Q:江戸時代後期に 刀が長くなっているのは?
A:幕末、一番極端なのは 薩摩藩です。「薩摩拵え」というのは、真っ直ぐの 
  柄の長いやつ。それで 一発でバカンと倒すには、反りが要らない。
  逆に言えば 真っ直ぐの方が打撃力がある。

<指導2:刀を振らなくても刃筋が現れる>
@今、模擬刀を使って    をやっていますが、「三学円の太刀」の最初
 なんかは、こうなんですよね。 それで、刀の反りがあると、ここでコロン
 とひっくり返るのです。
@ところが、刀に反りが無ければ、コロンとこないのです。
@その違いを 体感してください。

<稽古1:模擬刀を使った指導>
@「車」の構えから、持ち上げるときに ここで 刀を握っていなければ、
 コロッと。ちょうど いいころです。
@どこで 刀が回転するかを 感じてください。
@ここを 気を付けて。ここです。ここで 刀がコロッと回転する。
@すると、刃筋が変わった瞬間に 打てます。
@そこ。すると 刃が回転して そのままいけるでしょう。

Q:今まで 気付かなかった。
A:刀に反りがあれば 違うということです。だから、同じことでも 考え方を
  変えないとダメですよ。
@だから、模擬刀で持つ。ちゃんとカーブのあるやつは、刃筋がどこで こう
 コロンとくるかな、というのが 分かるのです。

<稽古2:初心者への指導>
@首が落ちているからダメなのです。頭居です! 肘を曲げる!
@あー、速い! ゆっくりしないと 分からない。
@未だ 速い! ここで 直角です。これで水平!
@ここからです。ここ 手首を触ったら、、、、
@全然 回転しないでしょう! ぴたーと手に付いたまま。
@次に 反りのあるものを使ってください。
@ここから、この間で どこで コロンと変わるかです。
@ここから、肘だけ こうしたらよい。これで水平です。床に対して。
@ここから ほら、ここで動き出す!
@そうしたら そのまま 相手を斬れるのです。
@ところが、刀を握ってしまうと こうやって
@逆に ここで ひっくり返す。
@ここから この程度で コロンと返るのです。
@そうです。その時にこうやらないで ここからそのままずーと そうです。
@返ってくる。このまま。
@要は、手を ゴソゴソしないという事です。これが 一番速い。
@これが 出来れば なんでもできる。
@ここからです。息を吸いながら 肩を浮かして そうです。ジワジワジワ、
 ほら ここで刀が回転するわけです。

Q:これ、なぜ、回転するのですか?
A:刀に反りがあるからです! 
Q:そういうことですか。
A:だから いっているじゃないですか。棒をいくら触っても、

@刀を振り回したらアカンということですよ。「妙」が分からないという
 ことですよ!

Q:そういうことですか。そういう    が大事なのですね?
A:そうですよ。だって 道具が大事なんですよ。
Q:杖では
A:ジョウジョウ酌量の余地は無し!(皆で大笑い)

@手首が決めたままで、本当は動いていくと 刀は勝手にコロンといく。
 そして その瞬間に打っていける。
@もうちょっと 首の位置が、、、。
@綺麗に刀を持ち上げると それで ばっちりです。そうすると 見ていても
 綺麗でしょう!

@ここから余分なことをするには、だから こうやって こうやって雷刀に構えて、
@只、そこまでやると、肘も上がって 姿勢としては分かりやすいです。それが
 「三学円の太刀」 の一本目の練習になるのです。

Q:(刀が回転するポイント)ここですよ! これですよ!
A:そうです。そうです。よく分かりましたね!
  それで 手首でやらない。肘でやる。招き猫じゃないんだから (大笑い)
Q:刀の反り というのは 不思議ですね?
A:だから それに気付かないのが不思議なのですよ。刀があって、時代によって
  違うのだから。
Q:よく 考えたものですね?
A:やはり 凄いですよ。

@この木刀は反りが無いが、上と下はあるのです、重みが。 慣れるとそうなん
 ですが、結構 ここで回転するのです。だから「クネリ打ち」ができやすい。
 私(K先生)は これでクネリ打ちの練習をした。最初は 意味が全然分から
 なかった。しかし、これは 真っ直ぐだけれどもクネリ打ちができる。

<指導3:籠手を着けて〝みすむ“の指導>
@今度は 籠手を着けてやります。バンバン叩くのではなく、刃筋を分かるために。
@これをやっておかないと、皆はバンバンしたがる。バンバンした途端に固まるから。
@それと、真っ直ぐのものと、反りがあるものとは 使い方が違っている。
@反りの凄さを知るため、私(K先生)は 少し長めの刀(真剣)で練習をした。

@〝みすむ“という言葉があるのです。さんかく。みすむ。
@これね、二辺の和は 他の一辺より長いのです。
@だから、一番 長い辺を外して、自分の身体とエモノで三角形を作れば 勝てる
 のです。
@とりあえず三角形を作る。そうしたら、今度は こっち側がこれを外したら良い
 わけです。
@これ、燕飛の最初の練習でしょ。だからこれだけでよいわけです。それと歩法で、

@だから、中心でこう取っても、「車」に構えておいて 相手に〝さあ おいで!“と
 言って、ちょうどいい位置に左足を出して 三角形を身体と刀で作ればよいわけです

 すると勝てるわけです。特に これは長いから 余裕がある。

Q:一瞬ですね!
A:一瞬です。〝ご苦労さん!“って。 だから バタバタしない。

@ところが、私ら(K先生)は バタバタするしか 習っていないのです。
@それで オカシイと思ったわけです。
@だから、皆には バタバタさせないのです。
@やってみてください。

<稽古3:〝みすむ“の体感>
@それで、ここへ当たる、自分のエモノが当たる位置まで 足が出ればよいわけです。
@しかも〝さあ おいで!“と言って 行きかけた瞬間に〝はい、ご苦労さん!”。
 そういうことです。

@だから、どこを打つかという意識が無ければ 話にならない。
@そうです。すると 当たるのです。だから、これで「転身転(てんしんまろばし)」
 というのが、これと相手の三角なのです。
@「カボク」というのは、今度は もうちょっと こっちが長くなるわけです。平行に
 近くなる。三角がひしゃがるわけです。
@相手の肩幅くらいで 本当は 相手に直角三角形を作るわけです。
@それで、「カボク」は これが直角ではない。
 
       (滋賀より参加の初心者)


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by shinonomeaiki | 2017-10-19 21:14 | YS さんの稽古メモ | Comments(0)

YSさんの姿勢  その3

後ろからです。
c0321318_12494349.jpg

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by shinonomeaiki | 2017-10-13 12:43 | 意義 | Comments(0)

YSさんの姿勢 その2

c0321318_10141600.jpg
YSさんの姿勢 その2

 横からの姿勢です。

 前々回掲載の
   神像にて
の姿勢に似ています。

 丹田から唖門、百会の繋がりが美しく、背中、命門が虚になっていません。

 尾骨を反らせる人が散見されますが、尾骨を反らせるのは良くないと感じます。

 尾骨が反るのと、反らせるのは違います。

 ちなみに日本刀の反りは、刀匠が鍛錬の過程で計算し、火の熱によって刀が反った状態であり、刀匠が反った形状を形取ったものではありません。

 横からみても素晴らしいと思います。
 いつでも抜刀出来そうです。


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by shinonomeaiki | 2017-10-13 10:13 | 意義 | Comments(0)

YSさんの姿勢

YSさんの姿勢

東雲道場の初まり以来、4年前から研究会、稽古に参加頂いている
   YSさんの立ち姿
です。

本当にすばらしいと思います。

踵、膝、鼠径部、丹田、命門、腹直筋、横隔膜、壇中、唖門、百会

と整っています。

この整いを崩さずに、歩くためには、宗匠がつくられた
c0321318_10012388.jpg

   鉄球運びからなる歩法
を使わなければ歩けません。

これが術理です。

 歩法の術理無くして、抜刀、刀法をいくら稽古しても、
   炒った豆を畑に蒔くようなもの
です。
 根本から間違っています。
 炒った豆は、畑に蒔かずに食べるもので、食べれば終わりです。
 生の豆は畑に蒔けば、無限の収穫を未来に期待出来るのですが、多くの武術家は目先の炒った豆に目が眩むのです。

 YSさんは、後期高齢者をとうに過ぎた年齢ですが、毎月研究会に参加し、自分の子供や孫の年齢の参加者ととも真摯に稽古に挑まれています。

 その成果が立ち姿に現れましたね。

 どうかこれからも術理を探求して下さい!

 
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by shinonomeaiki | 2017-10-13 09:59 | 意義 | Comments(0)

第四十七回研究会稽古メモ

第四十七回研究会稽古メモ
10/9月曜 体育の日
午後1時から

S代表より〈稽古メモ〉です。
1.座学
2.車~発草へ
3.クネリ打ち、転身転(まろばし)打ち、和卜(かぼく)、水車勢、折敷等
4.中段、雷刀から上中下に打ち込んでくる打太刀を中段、青岸の位等から対応
5.車~発草~順勢の斬り~逆車~逆の発草~逆勢の斬り、の連環
6.木刀二点持ちから下に崩す
7.意念(つもり)による合気上げ(浮かし)
8.刃を上向き、下向きにして刀を捧げ持ち呼吸による上げ下げ
9.刀を捧げ持ち鉄球運びの歩法、背中側で担ぎ持ち金魚売りの歩法
10.立位での抜刀~雷刀~一刀両断~納刀
1⒈制剛流 1本目、2本目、3本目
※2〜6までは木刀、8〜11は模擬刀

今回の研究会は座学より始まり、宗匠曰く「バンバンしない稽古」を御指導頂きました。扱う道具の形状(長さ、重さ、反りなど)により振らずとも刃筋が現れそれに身を沿わせること、適切な足運びと位置取りで相手を制していくという剣術の「妙」を感じられた気がします。
合気を生み出すことができる剣の稽古を目指していきましょう。

宗匠及びご参加頂いた皆様、今回もありがとうございました。

今回は研究会後に、恒例の早めの忘年会も行われ楽しい時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。

世話役です。

『まる四年を迎えるにあたり。』

今年も忘年会が無事終わりました。

御指導頂いている宗匠、会員様等参加者各位のおかげで、まる四年が過ぎようとしています。

皆様のおかげ様です、本当にありがとうございます。

忘年会では宗匠と久しぶりにたっぷりお話し出来ました。

座学で武術のあり方について講話頂き、

組織に利益をもたらすために、
   技術

   切り売り
   改変
   捏造
するのは
   愚の骨頂
である

ことがよく分かりました。

 しかし私は、組織が技術を駄目にするとも思っていません。
 個人でも、人の足を引っ張る降らない武術家はいます。
 ですから、
    技術を残すための組織
を作れば良いのだと思います。

 技術が残るなら、誰が宗家でも良く、自分が宗家や本流である必要は無いでしょう。

 また奥伝をたくさんの人間に伝授した結果、奥義が多くの人に使えても良いのです。

 日本有史以来、度重なる戦さ、飢饉、伝染病、戦争等で多くの人が武術を辞めざるを得ない状況にあったこともあったでしょう。

 奥義は本当に多くの人間には教えてはいけないのでしょうか。

 捏造して水かさを増し、
   大吟醸の日本酒を味醂にしてし
   まう
から失伝の憂き目に遭うのでは無いでしょうか。

 私は宗匠の合気、センタリング呼吸法は、後世に伝えるものではないと考えております。

 宗匠の合気は、
   現在、人類に必要なもの
だと考えております。
 
 ですから、伝統芸能ではなく、
  今現在も一人でも多くの人間に普  
  及すべき技術
と捉えているのです。

 ですから、私が東雲道場を開いて四年弱経った今、道場の会員の皆様には僭越ながら私は指導する立場に立たせて頂いておりますが、

   私は会員各位にうまくなって貰  
   おう等という曖昧な願望は持っ
   ていない
ことをここで断っておきます。

 私が今、東雲道場で指導させて頂いているのは、宗匠の合気を指導出来る人を作っているのです。

 現在の会員各位は貴重な時間と費用を費やして、稽古に参加頂いており、大変感謝しております。

 が、S代表、F助教、私の指導部も貴重な時間と費用を費やしているのは変わりないので、
   技が出来る出来ない
   稽古に頻繁に来れるかどうか
の問題ではなく、指導部の私も含め
   宗匠の合気を普及し人類に残す
   という気構え
の無い者は、道場の濃度が味醂臭くなるので、東雲道場には要らないのです。

 これらを踏まえても現在のS代表、F助教、会員各位は最高のメンバーです、これからも宜しくお願い致します。

 


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by shinonomeaiki | 2017-10-10 22:03 | 研究会 | Comments(0)

東雲道場は、合気修得を志す人の稽古場であり、このブログは、その人達のために稽古内容を記録化する目的で開設しました。
by 世話役
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