合気観照塾東雲道場

杖について

K先生に教えて頂いた杖は、単に棒を振る稽 古ではなく、肉体に棒を介在させることで、 どのように体を操作出来るかの稽古であると 考えています。

1-はじまり何も持たない。

掌 を下にして、息を吸いながら両手を肩の高さ で広げる。
吐きながら脱力して、両手を落と す。


2-圧力を感じる杖の両端に両手で栓をする。

蛸の干物のように持つ。
杖がつっかえて 両手が落ちない。杖に圧力が閉じ込められ る。


3-リリース片方の栓を外して脱力し、圧 力をリリースして杖を滑らせる。
息を吸って 滑らせ栓をする。
息を吐いて栓を抜き圧力を リリースする。


世話役です。

私は杖の大原理は、この3点の 項目だと思います。
圧力のリリースとは、相手がいない時で相手に杖が届けばリリースさ れません。
圧力を体内操作で移動させてバラ ンスを変えていく稽古です。
杖のイメージを 単なる棒から、ポンプや油圧ジャッキのよう な物へと変えて考えると楽しくなります。


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# by shinonomeaiki | 2014-10-26 21:56 | Comments(0)

血絡針(チドリシン)

鍉鍼についてお話します。

先日堺市の「じば しん」で刀剣まつりが開催されました。

そこ で出品されていた中に、血絡針(チドリシン) という馬にうつ針がありました。

人間用の針 とは違い、刃長10センチメートル程の小さな 諸刃の剣のような形をしており、刃の根の部 分に小さな刃のようなものが枝分かれしてい ます。

馬の筋肉が締まると刃が抜けないの で、その分かれ目に糸を引っ掻けて引いて抜 くそうです。

刃は微妙に蛇鉾のように波打 ち、肉を裂き開くような構造で、悪い血を出 せるようにするそうです。
血絡針と、笄のよ うな馬針とは違います。
馬針は血絡針に似せ て作った、刀の脇に使う道具です。
この血絡 針を鍉鍼(刺さない針)として使えないか考え ましたが形状が剣なので回すことができず断 念しました。

しかし、当ててみて感じました が、銀製のものより焼きの入った鉄のほうが 体内にはビンビンに来ました。

そこで思いつ いたのが、ガラクタ市で鉄味が良くて購入し ていた畳針です。

畳針の頭には銅環が付いて いて針の進みと止まりと角度がとても見て分 かりやすいです。

自分流ですが、自分で自分 の患部に針先を当てて、示指、環指、親指で 回転させます。

すると止まる所があります。 止まれば、針の角度を変えます。すると、動 き出します。

それを何度かやると、絡む(から む)ところと、そうでない所が分かります。

絡むところで、針を回転させながら離すと抜け た感じになります。

また、針を離さずに呼吸 をしていると施術する手と患部が通る感じに なります。

コツは何も考えないで、針の銅環 の動きをぼんやり見てるだけにし、体の中を 想像しないで、針を持った手を信じます。

多分、脳より手のほうが体を知っていると思い ます。

畳針については、私の記憶では京都の 錦市場にある有次(ありつぐ)という金物屋さ んに置いてあった鰻をさばく時に頭に刺す鉄 杭が似ていたと思います。
2000円もしなかっ たと思います。

観照塾東雲道場の11月の予定日を掲載しますので宜しくお願いします。


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# by shinonomeaiki | 2014-10-25 02:04 | Comments(0)

10/12第11回研究会

10/12研究会メモ

1-木刀、居合刀による基礎稽古
①握る
・両手
・片手ずつ
・左右換える
②立って截(き)る
・上げて落とす
・文(あや)を截る
・七刀
③正座で截る
・剣の峰の上を鍔元から剣先に水が流れ走るように下段に構え、剣が止まる位置を確認する。
・足の指を使ってアースする
・呼吸を意識しながらゆっくりと正面截り
・七刀
④両立て膝で截る
・③に同じ
⑤もう一度立って截る
・薄筋を効かせ、尾を意識する。
・七刀

2-歩法
①単独基本メニュー
・踵歩き
・爪先歩き
・スケーティング
・鉄球運び
・羽ばたき
・たま叩き
②道具メニュー
・天秤運び
・天秤ジクザグ
・袈裟懸け二度

◎天秤棒は面で首の後と肩の後と腕を固定することで、肋骨、横隔膜が下がらないようにして、重みが抜ける経路を確保することで荷物の重みを地面へアースして体力消耗を軽減させる働きを持っている。

③杖を押して進む。

3-丹田、薄筋の検証
①二人向き合い、丹田の位置で杖を挟んで押し合う。
②杖を丹田で押したまま七刀をする。

4-応用
杖で突いて来るのを避けて、滑らせ上げて崩す。
・杖に触れていない方の手を遊ばせない。

5-再び七刀
・丹田、薄筋の効果の違いを感じる。

6-真剣
・七刀
・旗振り
肋骨、横隔膜をあげたままで雷刀のまま廻刀して頭上で8の字を描く。
・水車勢
文を截る要領で、上げて落とす。
峰から谷に落ちてくる剣をよけて身を捌く。

7-K先生による七刀の監修
①七刀(基本)
②七刀猿廻
最両端の刃筋が左右の猿廻。
③七刀必勝
最両端から内側へ向かう袈裟懸けの刃筋を左右の手を持ちかえて截る。

世話役です。

稽古内容のメモは、KKさんのくぼけんブログを参考にして頂いたほうが詳しいと思います。
http://kkubomoto.exblog.jp/

今回は刃筋と体幹操作及び七刀の監修へのファンデーションといった研究会だったと思います。

先生から好評を頂いた七刀について、KKさんは
「さらに色々とバージョンアップ出来るという 事は合気の基本原理が詰まっているという事 だと感じています。」
とおっしゃて頂いています。
私も七刀を先生に監修して頂き、「そうかも知れない。」と思います。
前にも述べていますが、七刀のマザーは先生のジグザグ歩法です。

今年の7月に先生に研究課題 「二十七箇条截合」を 示して頂き自分なりにこれまでの稽古内容と照らし合わせ精査した結果、ジグザグ歩法の分解と重心と刃筋の着床基準の検証にたどり着いたというところです。

七刀は、合気完成に向けて先生が作られた歩法への時間軸を逆転させた単細胞的な稽古であり、自分では思いついていませんが、ips細胞的な活用も出来るかも知れませんが、まだまだ稽古と研究が必要であります。

因みに、七つの刀で切ると書きます。

中心の正面截りがあるのに、正面袈裟2種がないのは、左右の臨界線を人中路としてセンタリングすることで中真が発動し、中真があるから左右の袈裟が発動されるためです。



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# by shinonomeaiki | 2014-10-14 13:36 | Comments(0)

10/4 剣を構える

本日は、先月から入会されたUTさんと、KKさんが東雲道場で稽古されました。
UTさんには、基本カリキュラムにそって稽古して頂き、KKさんには相手になって頂きました。
その後、KKさんと私とで歩法の稽古をしました。

その後、観照塾に移動し、K先生に機会を頂き七刀を説明する機会を得ました。
ここで七刀についてもう少しお話します。
七刀は、三種と四種に分かれます。
三種が正面截、四種が袈裟截です。
七刀は、截り方ではなく太刀筋と思って頂きます。
七刀で重要なのは、太刀筋と呼吸と重心であると思っています。
東雲道場の新規入会者の方にして頂く基本カリキュラムでは、三種と四種の間に10の基本カリキュラムを設けました。
私の考えでは、袈裟截ほど間違えば後をひくワザはないと思っています。
ですから、袈裟の無い世界を堪能して頂いてから、袈裟の機能を感じて頂こうと思います。

K先生は、数多ある合気と剣術の基本構造を稽古出来るように、剣の歩法等を考案されました。
私は自分自身が、その先生の歩法を理解し身につけるために、七刀を思い付きました。

そして、ある程度自分が気付かせて頂いたことがあるので、ここで述べさせて頂くことにします。


①剣における陰陽
人の正中線が中庸であり、陰陽の境で実世界には存在しない。
正中線から左右に分かれた世界が陰と陽。
左右の力の及ぶ臨界点が人中路の位置。
袈裟は臨界点を越えて繰り出される太刀筋であり、従って、臨界点内の袈裟は存在しない前提。
②三つ以上の陰陽を体に作る。(何個でもいい。)
例えば
・骨盤辺りの左右
・肩辺りの左右
・二星
骨盤右が前に出た時が陰なら左が前に出た時が陽。
二星の元の両腕がクロスした時が陽ならクロスしていない時が陰。
二星のうち、手の甲側が陰、握りの側が陽等。
二星が持つ柄自体が、陰陽の組合わせで、境が分け目。
③剣術の太刀筋を構成する身勢は、陰陽の組合わせで成り立つ。
④陰陽で考えると人間はまっすぐに直進出来ない。
極限に直線に近いジグザグで進まなくてはならない。
獣のフォクストロットも組合わせではないかと思う。
直線歩法は、カエルやカンガルーのように両足を揃えて飛ぶしかないのではないかと思う。
⑤開足して合掌し、両手を上げる。
正中線上に上がる。
合掌の手をずらして上げる。
正中線上に上がらない。
先生考案のアヤトリ法で、両手の薬指、中指を結束し、剣を構える形で手の内を感じながら正中線上に上げると、左手のほうが強く締まる。
次は、その状態から両手の内があまり締まらないように感じながら上げる。
すると、右側の撥草の形に上がる。
これは開足で剣を構え体が正面に向いた時、両手が柄を上下に握ってずれている以上、手の内が同じ圧では、真っ直ぐに正中線上に剣を上げられないことを示す。
もし、手の内を一定にして、右前に構えるならば、左斜め45度位に向く体幹の正中線より右側に両手を上げる形をとり、自然に正面に対して青岸の形になるのではないだろうか。
現代剣道が、右手に力を入れさせなくなったのは、右足前だが体幹を正面に向けてしまった以上、正中線上で仕事をするために右手を緩めなければならなくなったのではないかと考える。
植芝盛平翁の残る写真で、右前直正眼が、体幹を正面に正対させていないのも納得いく。
単純な方法は開足に立ち、手を軽く握って両手の甲を前へ向けて下げ、静かに上げていくと重量挙げのような形で上がる。
次に、右手だけ裏返して握りの方を前面に向けて同じように静かに上げると自然に撥草になる。(右90度に向けた城郭勢)
⑥そのように考えると猿廻の太刀筋は、足左前で二星クロスの袈裟であるが、これは足右前で二星クロスさせないと同じということになる。
おそらく、猿は腕を人間のようにクロスして棒を握れないのではないかと想像しました。
その様を上泉伊勢守が見て閃いたかも知れないですね。


以上のように考えると、K先生が考案された歩法が如何に剣の構造と体の構造を捉えているかがよく分かります。
東雲道場では、前段の基本を踏んで、七刀から、ジグザグ歩法に入り、前進歩法に繋げようと考えています。

その先に、研究会で先生に教示頂いている刀法等があると考えています。



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# by shinonomeaiki | 2014-10-07 06:11 | Comments(0)

10/1 フレームを広げる

10/1の稽古内容をOAさんがアップしてくれていますので、ありがたく掲載させて頂きます。

東雲道場 2014.10.01

昨日は、東雲道場で、IYさんに稽古を付けて頂きま した。

振り上げた位置から、落下に任せて剣を落とし、当 たった相手の剣に付ける練習をしました。 肋骨を浮かせたまま、鼠径部がくわえ込まれる位置 に折り畳めると、股関節の意識を保ったまま、左右 の脚を入れ替えることが出来ました。 間合いを広く取って、深く腰を落とし、大きく動く ことで、重心の高さが下がり下肢の働きが相手に伝 わる状態を体感できました。

剣道の面を付けて強めに打って頂くと、相手の剣を 返せておらず、簡単に崩されてしまうことを実感し ました。 上肢の力を抜き、下肢の働きを伝えていくことで、 全身の働きを活かせる身勢を取れるようにしていく ことが、如何に重要かを感じました。

腕を把持してもらい、相手の支えが無くなると重力 に沿って落下するところまで脱力していく練習をし ました。 接点を残したまま、前腕との軸が合う位置で中指を 伸ばしていくと、手関節の背側が決まり、労宮の意 識が高まることを感じました。 他は力を抜いたまま、手の内で労宮を転がすと、見 た目の動き以上の力が相手に伝わることを体感しま した。

相手から受けた圧力の分だけ丹田に空気が入り、均 衡が取れたところで、栓をしたまま吸い上げること で、変化したバランスを相手に伝えられることを体 験しました。 対象が剣に代わっても同様に、丹田に重みを吸い込 み、その圧を逃さないように体幹の内部を通してい くと、剣を浮かせられることを実感しました。 仙腸関節が動かせる位置に骨盤を寄せることで、命 門が開き、下腹部に充分な空気を吸い込むことが出 来ました。 その位置で、丹田と命門に呼吸を行き来させること で、剣が身体と一致して動く状態を体感できまし た。

IYさん、昨日も丁寧にご指導くださり、ありがとう ございました。 タイプRを身に付けられるように、剣術の稽古に取 り組んでいきたいと思います。

世話役です。

僭越ながら、ほんのちょっぴり永くさせて頂いている私としては、OAさんにギラギラして欲しいと考えていました。
私個人としては、ギラギラした人、ガツガツした人は嫌いなのですが、人の能力には振り幅が必要だと考えています。
私は人の内面については観る能力はありませんが、身体操法については凄く繊細で、小川の流れるような人は、大河のような大雑把な人より上達が早いと思います。
私の個人的な感覚ですが、その繊細さに不安感が生まれた時、流れる先に方向性に迷うケースがあります。
そういう時に逆のベクトル幅の稽古をします。
面を着けて貰い、吹っ飛んで貰ったり、通常の3倍増し位で腰を落として貰ったり、御自分のシンケンゼミで抜刀して貰ったりです。

そうすれば、これまで自分が無意識的にしてこなかった事が観えてこないでしょうか。

逆のタイプの方には、コンフォートになって頂こうと思います。
私自身は先生にコンフォートされた部類でしょうかね~。


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# by shinonomeaiki | 2014-10-03 12:38 | Comments(0)

東雲道場は、合気修得を志す人の稽古場であり、このブログは、その人達のために稽古内容を記録化する目的で開設しました。
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