合気観照塾東雲道場

はじめに

私は合気観照塾東雲道場の世話役です。
合気とは、柔術、剣術といった日本武術の真髄を成すものであり、言うなれば、外圧に対する「身の処し方」であると考えます。
掴む、突く、切る等の武術的な外圧の他、対人関係や仕事、病気、加齢等々の自らが受ける影響力が渦巻く中に身を置いているのが私達なのではないでしょうか。
脳と体、意識と感覚等の伝達経路を開発し、また、自己の中心はもとより空間、環境における他との相対的な位置とバランスを認識する等の訓練を積むことにより、合気の修得に努めます。
影響力が渦巻く世の中で、そんな合気修養の訓練成果を活かせられれば、自らの身を安心立命出来ると信じています。
東雲道場は、そんな合気の修養を志している人が稽古する、大阪府堺市を中心に活動する合気練場です。
このブログは、東雲道場の会員のため稽古内容を記録化する目的で開設しました。
お問い合わせは、世話役である私がメールでのみ対応致します。
お問い合わせ先

shinonomeaiki@gmail.com
(全角の@を半角の@に直して送信してください。)

会員の方は、既に御存じの連絡先に連絡下さい。

このブログとは別に簡単なホームページもございますので、
     合気観照塾東雲道場

で検索して頂ければ閲覧出来ます。

月刊「秘伝」の道場ガイドにも連絡先等掲載しています。
携帯電話、パソコンの受信設定でGmailからの返信が受信出来ない場合は、秘伝掲載の問い合わせ先に連絡下さい。


YSさんの英訳です。

Introduction

I am a caretaker of Shinonome Dojo of Aiki Kanshou Juku.
Aiki constitutes the essence of Japanese martial art represented
by jiu-jitsu and swordsmanship. In other words, aiki is how you
treat your body against external pressure.In addition to martial
arts pressure, there are human relations, work, illness, old age,
etc. as the pressure which we receive.

In order to acquire the aiki,
1.Develop communication pathway of brain and body, consciousness
and sensation.
2.Repeat training to recognize the relative position and balance
between you and your opponent.
3.Repeat training to recognize the position and balance relative
to the opponent in various spaces and environments.

We live in an environment surrounded by various pressures. And I
believe that by acquiring the aiki, I can reassure my own body.

Shinonome Dojo is a place where those who wish to learn such a
kind of aiki practice. Shinonome Dojo is active in the area
mainly in Sakai city, Osaka Prefecture.

This blog was prepared for the purpose of recording the content
of the lesson for members of the Shinonome Dojo.

Inquiries from everyone will be answered by e-mail that I am a
caretaker.

Contact address:shinonomeaiki@gmail.com

Please change the address to @ for inquiries




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# by shinonomeaiki | 2020-12-31 23:59 | 意義 | Comments(0)

稽古日程について

平成27年3月から基本的に東雲道場の稽古日を
      土曜日 午後1時から午後5時頃まで
でやっていくことなっています。
 平日、及び日曜日にも稽古希望の方は御相談頂いて結構です。


 世話役の私を含む指導担当は、仕事の都合で欠席する可能性がありますので、その折は前日までに稽古予定会員の方へ連絡致します。

 また、会員同士で稽古されるときは連絡頂ければ、指導担当者がいなくても可能な限り道場を使用して頂けるように努めます。
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# by shinonomeaiki | 2020-12-30 23:56 | 設定 | Comments(0)

センタリング呼吸法とは。

世話役です。

平成29年6月24日土曜日
合気観照塾定例稽古にて

★センタリング呼吸法とは

この日、宗匠が考案されて我々弟子達に指導されて来られた、

   センタリング呼吸法

の説明がなされました。

 合気観照塾が発足して15年、更に発足以前の組織で指導しておられた宗匠に弟子入りしてこの方、一度たりともセンタリング呼吸法という説明を受けたことはありませんでした。

 宗匠の合気修得の第一教義は、技や体の動かし方を覚えるのではなく、合気を使える体をつくることです。

 その体をつくる方法として、合気観照之図に基づく、体操、歩法、基本単式稽古、相対稽古等を行ってきましたが、それら全てに共通する身体功というべき位置にあるものが、

  センタリング呼吸法

であるということは漠然と認識していましたが、この日までそれを明確に捉えきれていませんでした。

 ですので、私はこれまでセンタリング呼吸法という言葉を他人に使ったことはなく、又、人に聞かれても

   いえ、違います

   そういう意味ではありません

と、自分の漠然とした認識にかけ離れた解釈を否定するにとどまっていました。

 しかし、この日、宗匠が稽古冒頭に

   初めてセンタリング呼吸法の説
   明をします。

とおっしゃれて、宗匠の御言葉を聞かせて頂きました。

 腹式呼吸ではなく

 胸式呼吸ではなく

 逆腹式呼吸ではない

 ・・・・・

です。

 ・・・・で表したのは出し惜しみではなく、読んだだけで、勝手に解釈されるのを防ぐためです。

 考えてみれば、・・・・と合気を繋げたのは、宗匠が初めてだと思われます。

 大方の流派は

   合気を使えるための鍛錬

   足運び

   脱力

等を教義とされますが、それは間違ってはいないにせよ、枝葉に過ぎないのです。

 また、・・・・があってこそ、合気は武術にとどまること無く、日常においても、

  己と他と空間におけるバランスを
  いち早く認識して、己の身を、他
  の影響という渦中に沈めること無
  く、最小限の持力を最大限の効果
  を産むように発揮出来る

身体と頭脳を構築出来ると思われます。

 15年以上もの間、教義の重きを成して来た、センタリング呼吸法について、弟子達に一切説明して来なかった宗匠も宗匠ですが、一度たりとも質問しなかった弟子も弟子ですよね。

 言葉や単語の解釈に重きを置いて来なかった師弟の明かしと思っておきます。

 宗匠、この度の御指導、本当にありがとう御座いました。

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# by shinonomeaiki | 2020-12-29 23:59 | 意義 | Comments(0)

第六十二回研究会稽古メモ

S代表の第六十二回研究会稽古メモ

〈稽古メモ〉
舟漕ぎ運動 (骨盤をよじらない動き)
前後の羽ばたき
袈裟懸け二度
巻き付け
内縛の小指を伸ばした状態で腕の振り上げ、身の伸ばし
内縛の腕を中段へ位置し相手の掌を突く
センサリーアウェアネス、武道歌撰集読み聞かせ
刀に馴染む (ゴルフクラブ持ちで試す)
振り上げ、振り下ろし、文、8の字、七刀、捩り込み、自分と他の人の刀を取り替えて持つ等
膝行 (前足を置く位置と角度)
膝行で袈裟掛け二度と猿廻
制剛流1〜3本目

本日は、各種動作の正しい動きの方法や手順というものに自分の感覚や感性を遮二無二追い込んでいくのではなく、穏やかな呼吸と共にゆっくり静かに丁寧に行い、変化していく身体に気付く(アウェアネス)ことから始まりました。
舟漕ぎ運動は舟漕がないで行う舟漕ぎ、羽ばたきは羽ばたかないで行う羽ばたき、膝行は膝行しないで行う膝行、という禅問答のような東雲道場らしい今年最初の研究会となりました。
ご指導頂いた宗匠、ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。本年もどうぞ宜しくお願い致します。






# by shinonomeaiki | 2019-01-14 19:31 | 研究会 | Comments(0)

612YSさんからの研究会稽古メモ

     (第六十一回研究会)
   期日:2018年12月9日(日)13時~

第六十一回研究会へのS代表の合流で、本題の「経絡と呼吸」の指導が
始まった。初心者の理解できた範囲で その指導内容を綴ります。

<指導9:命門を開くと「吸えません」>
@ここでS代表が稽古に合流。「では そろそろ本日の本題に入ります」と
 言ってK先生は床の上にゴロリと横になり、経絡・呼吸の説明が始まった。

@今までの「歩法」は全部これが原理になっていて、縦の「リ」です。身体を
 横にします。

@これが 真っ直ぐにして、真っ直ぐにやって、
 1.足首を決めないで、こうやって 両足で挟む。
 2.それから 足首を決めて、膝を曲げて、腰を少し反らせて、両足で挟む。
 3.それから 今度は踵を開いて、両足で挟む。これは もう経絡で言うと、
   胃経、脾経です。
 4.それから 両足を引っ付けて、これが 肝経、胆経です。
 5.足先を少し開けると腎経、膀胱経、になって 薄筋が締まるわけです。

@ここで お尻を締めて 会陰と百会を繋げて、息を吸うと「吸えます」。
 ところが、これをこうやると「吸えません」。前にやると「吸えません」。

@それから、命門を開ける。開けるのは良いのだが、開くと上がりません。
 だから呼吸法が使えません。
@ところが、腰椎の五番(骨盤の一番上のちょっと引っ込むところ)が自由に
 動くようにしておくと、こっちへ腰が入っても「吸えます」。丸まっても
 「吸えます」。ところが、命門を開いてしまうと「吸えません」。
 そういうことを 自分で感じるというのが大事なのです。

<指導10:胃経、脾経で吸うと「吸えません」>
@だから立ち方で言うと、こうやって引っ付いたら、これが肝経、胆経、真ん中
 です。それで前にくっ付けると胃経、脾経です。胃経、脾経で吸うと「吸えま
 せん」。これで 引っ付けて「吸えない」。ところが、これを少し上げて腎経、
 膀胱経、で吸うと「吸えます」。すると薄筋がきちっと締まる。

@ここで両手の指を内縛にして寄せます。両親指は川の字。それで指を順番に
 クロスして、手のひらをグッと付けて、寄せます。これをグーと寄せて、上も
 寄せて、「吸えます」。

@今度は 寄せて、上は開いて、下だけを寄せて、吸ってみます。ウーン!
 それで 開いていって下さい。

@それで これアイソメトリックです。五分五分で押すか、五分五分で開くか、
 ところが、指をこう、    して 吸ってみてください。

Q:同じアイソメトリックなのに 違う?
A:違うでしょう!
Q:これは フェルデン・クライスの、?
A:いや、私(K先生)のやり方です。フェルデンクライスは印を結びません。

@でも違うということ。だから修験行者は 印をこう隠してやるのだが、では
 それがどのように効くのか と聞けば、“これは、なんやら、、、”と言うが
 では それを誰が決めたのか、と聞けば、------。だから 息が入るのか、
 入らないのか、で判断するしかない。

<指導11:仙腸関節だけで動けるわけ >
@それでこっちをグッと寄せて、先を開いて、寄せて、こっちを開くと、すると、
 無形の構えからこれを寄せながら、手が浮いてきて、雷刀にして手首を決めて、
 グーンと上げて、ロッキングチェアをやって、真ん中から少しずれたときに
 肩の力を抜いて、腕の力を抜けば、剣は自然に落ちる。

@ところが、真上で落とすと頭に当たる。首を前に出さない。それで 少し前に
 いって力を抜けば 落ちる。 これは手が落ちるのと同じ原理ですよね。
 それを命門を開いた状態でやると 落ち方が遅いのです。すると手で斬らない
 とダメなのです。そういうふうに自分の身体に聞く。

@それから 今度は寄せて、吸い上げる。それが 今度は 先程やった「定歩 
 前後の羽ばたき」で 
   ここで吸い上げる、緩める、降ろす、ここで吸い上げる、緩める、降ろす、

Q:身体の観照をやっているのですか?
A:体操も、全部そうですよ。でも私は「人にはカンショウしないですからね」
                            (皆で大笑い!)

@ほら 変わったでしょう。身体の軸が伸びていっているでしょう。そうすると
 メリハリが出るのです。そうすると「転」でもガクン! といけるのです。 
 こっち側を これだけやったのではダメなわけです。だから 歩法が大事なの
 です。

<指導12:定歩 前後の羽ばたき >
@それを意識して もう一回「歩法」をやります。もう「鉄球運び、金魚売り、
 ジグザグ」は そういう意味ではいいのです。ですから「定歩 前後の羽ば
 たき」から。こっち側を意識して
    吸って、緩めて、吐いて、 吸って、緩めて、吐いて、

@何が大事かと言うと 会陰と百会、それから腰椎五番と頸椎一番。これは 
 どちらも余り動かないのです。それは 肩の肩甲骨の間、「シンチュウ」と
 言ってメンの走り。それを意識してほしいのです。

@こういったときに、シンチュウがギョウカク。シンチュウに肩甲骨が広がる。
 こういう感じ。こうなっていれば寄らないので それを百回やっても意味が
 ない。

@そうすると、ちゃんとシンチュウが   とれます。 楽でしょう。だから 
 会陰、腰椎五番、シンチュウ、頸椎一番、これのことです。それで後ろが 
 ちゃんと伸びると これで肩の力を抜いて、開いて下さい。それで胸が開い
 たら こっちが締まる。すると 仙腸関節だけで動けるわけです。そういう
 ことに 皆 気付いていない。

Q:前後に羽ばたくのは、仙腸関節の、?
A:そうです。そっちで動いているわけ。だから剣で斬るときも仙腸関節でいく
  位置が決まって、あとは剣が上ったら 肩の力を抜いて、少しずれたら
  落ちるだけです。

@それが最後に「何故、二度斬り」の段階です。こう身体の中が伸びているわけ
 です。ほら、ズーン! ズーン! 全部こっちでやっているわけです。これも
 仙腸関節。 それで 柔らかいから 向うに達するのが分からないので 毎日
 やっていたが、、、。

<指導13:定歩 腕廻し>
@では「定歩 腕廻し」。これが大事です。これのときに 仙腸関節がこうきた
 ときに 離れて、力を抜いたら スパーンと落ちる、ここへ。
 吸って、緩めて、吐いて、落す、吸って、緩めて、吐いて、落す、

 前に広がる。これが一番大事。ここで捩るれるか、薄筋へ会陰を突き上げて 
 百会まで繋げて、シンチュウを緩めて、それで 腕廻しができるから。

@そうです、良い感じになってきた。そうすると、これも伸びてくるのです。
 両手を上で合わせようと思わない。只 どっちかというと すれ違い。
 時計の「長針と短針」みたいなもの。すれ違っているのです。

@何しろここです。ここと仙腸関節で動いて、あとはこれが繋がって、上がって
 ずれて、落ちるだけです。すると 身体の中の伸びが全く変わってくる
 から 受けても この伸びで相架けられるのです。

(先生) それで ひょっとしたら「無刀取り」が出来るかも。
(S代表) 出来るかいな!! 
(先生)  無残!!  (皆で大笑い!)

<指導14:個別に指導 >
@もう少し指先を伸ばすように。そうすると身体の中がもっと伸びてくるのです。
 身長が高いから それで ウワー!と、ずらして、ずらして、落して、今度は
 地面に沿って ビャーン! ズーン! ビャーン! と。今度は空間を意識的
 に そうです、そうすると首の位置が凄くよくなります。それで、会陰、腰椎
 五番、シンチュウ、頸椎一番、百会、というふうに繋がっていけばいいわけ
 です。そうすると、勝手にこれが使える。相架けられるの
 です。こんなことも出来るようになるのです。

Q:オー! 足をふせぐ! スコップ!
A:これを 5年前の最初にやっても、“何の役に立つのですか?”と聞かれて
  終わるだけです。分かるはずがない。私(K先生)も 最初から分かって
  始めたわけではなかった。

<指導15:他の分野でも >
 @太極拳の場合、メンを開いてこのまま移動するのです。すると呼吸が入らない。
  只、アーチがあるから 崩れにくい。でも これでは呼吸力が出ない。シュワ
 ーと立ち上がってきてほしいのです。

 @茶道の場合、座って立つのも“煙が立ち昇るように立つ”との口伝がある。
 こういうふうに寄せて。それで このとき 薄筋が効いていないとダメな
 わけです。だから、足の指を立てて、このとき薄筋が効いて、バランスを取る。
 このままで こう歩けないとダメなのです。

@狂言の場合、“まつたけ”で歩くのも 一緒です。

@柔道の場合、“左から上げて、右から立ちなさい”と習うが、右から立つとき
  ここを寄せて立てばよいのです。

 @老齢化すると、こことここが使えなくなってくる。だからここを使わないと
 ダメなのに、皆 スクワット運動をやるのです。本当は、こう立ったのを
 ヒュッと落とせばよいのです。それで ここを使ってヒュッと立てればよい
 のです。ここが開いていたら 立てますか?

@それで 胸を開くときは 別にこうやって こう開けばよいのです。だから、
 身体の使い方、呼吸の使い方を そういうふうにしてするためのエンコウ法
 なのです。

@このまま中心がズーと上がっていって、丹田、ミゾウチ、ダンチュウ、ケンと
 鎖骨、これで引いて、肩の力を抜いて、回転させて、首の後ろを上げて、落す。
 太極棒でも、これと一緒です。肩の力を抜いて、抜いたら よい位置、その
 ままひっくり返して、伸ばして、ここで力を抜いて落としていく。一緒です。

<感想>
  身体の使い方、呼吸の使い方を 初心者にも分かるように丁寧にご指導戴き
  ました。有難うございました。

                       滋賀より参加の初心者 記





# by shinonomeaiki | 2019-01-14 19:28 | YS さんの稽古メモ | Comments(0)

611YSさんからの第六十一回研究会稽古メモ

    (第六十一回研究会)
   期日:2018年12月9日(日)13時~

S代表の第六十一回研究会への合流を待つ間、初心者向けに「歩法」の指導が
行われた。その稽古内容を綴ります。

<指導1:鉄球運び>
@踵歩き、爪先歩き、スケーティングは出来ているものとして、鉄球運びから
 やります。これもグーと重たいのが丹田で、足も前足テイと肩コとが要する
 に足首を掴まないという事です。底を上げて、寄せて、
   ゼロ、イチ、ニィ、といって、ゼロ、イチ、ニィ、といって、ゼロ。
 その時に足は 何しろ爪先を真っ直ぐに。この時は真っ直ぐです。ゆっくり
 と 自分の手首を決めてください。

@ゆーくり、自分の股関節をどういうふうに使っているか、体重がどういう
 ふうになっているかを感じながら やってください。

@余り上へ上げ過ぎないように。これはいいです。太極拳の場合は これです。
 太極拳の場合、これにジグザグに入っていったりして そこかいろいろある
 のです。

@鉄球をここへスポーンと、   いっしょですよ。これでそのまま力の抜ける
 「折れない腕」にしておいて、こっちはそのまま丹田で全部受けて、下半身が
 安定して使えるかどうかなのです。この時 ここ 横に重心がずれるでしょう。
 先ず、こちら側にずれないで 恥骨を挟んだままの移動です、極端に言えば。
 そういう感じでやってください。

@首の後ろを伸ばして、手首を決めて、手は 前より少し前です。それで
 ゆっくりと頭が乗ったまま、

Q:これは 足を出してから重心移動をするのですか?
A:そうです。だって 上に載っていかないと進まないでしょう。
  余り考えないで、いろいろやっているうちに纏まってきます。最初は軽く
  やってみてください。余り考えすぎるとその考え方が取れなくなるのです。

@一応、そういうふうに足の裏の感覚と、股関節で恥骨を挟むという、これは
 このままこういくと「お能」の歩き方です。そのままではバックできないの
 です。それと このままでバックするのです。こうならないとダメなのです。
 ということですので、ちょっと それもやってみてください。さっ、さっ、
 さっ、と歩く。しかも 親指を鼠渓部に入れて当てておく。それでバック。
 それでその軸が余り振れないで 足の裏の感覚だけで。

<指導2:金魚売り>
@次に、それで今度は足を少し開いて 前は真っ直ぐ、後ろは開いて、肩を
 この上に載せます。肘は上げて、手は力を抜いておいて、少し入ります。
 そうすると、老宮指的な 
    そのまま乗っていって ゼロを通過して、前へ。乗っていって、前、
    ゼロを通過して、前へ。
 だから 後ろの足は どっち向いたままです。これを「金魚売り」と言って
 います。

@天秤棒を掛けたのは、それで線のところを   それと余り足幅を広げると
 バランスが悪くなるので、自分の丁度適度な足幅というのを作ってください。
 それで 反対にして返ってきてください。

@何故「金魚売り」と名付けたかというと、肥よりも綺麗だし、金魚は鼻を
 当てると死ぬのです。それを「金魚迷惑」と言っています。(皆で大笑い!)

 それが揺れないように歩かないとダメなのです。それが「金魚売り」です。

<指導3:ジグザグ>
@「ジグザグ」というのは、「金魚売り」のときは こう向いていましたが、
 それが今度、片足を少し上げて、手は後ろへ。それで こっちの鼠渓部を
 足より こう決めたところ、鼠渓部を緩めると こっちに向くのです。
 そこで前を降ろします。それで寄せます。この時も、四隅(足首、手首)が
 決まっている状態で こっちを緩めると、こっちへ向きます。それをこう
 続けていくのです。それが「ジグザグ」です。

@それで 意識をこっちへ、こっち、こっち。これが要するに こっちへ
 いったり、こっちへいったりしているのと同じ展開になる。往復して
 ください。それで足首は「ドウシュ・ドウカイ」です。足首をちゃんと
 決めておく。それから足首を使わない。パタパタしない。

Q:お能の歩き方と同じでは?
A:いや もう一緒です。金春流と新陰流は秘伝交換をしていますので。
  金春流の「一足一景」といって、一歩出てどこかを見るというのと、
  西江水というのを秘伝交換しているのです。金春七郎というのが 
  新陰流の弟子になっている。

<指導4:定歩 前後の羽ばたき>
@今度は 広がって円になってください。定歩で前後の羽ばたきです。
 左足が前で、先程の自分の楽な歩幅。これで要は「金魚売り」の姿勢から、
 肩の力を抜いて、仙腸関節を回転させると、こっちへいきます。肩の力を
 抜いて、仙腸関節を回転させるとこっちへいきます。これだけです。
 それで ここをこう タクルようにして。それで上げ過ぎない。ここまで
 上げると 肩に力が入るのです。とりあえず、それで 肘を中にして下さい。
 それで これで 
    吸って、緩めて、吐いて、 吸って、緩めて、吐いて、
 そんな感じです。それで右足を前にして、歩幅、足首。それで開いて、肩の
 力を抜いて、肘の力を抜いて身体を立て替えたら このときに老宮と指先を
 意識して それで肩の力、絶対に上がるところまでいかない。鎖骨の辺りで
 やってください。
    吸って、緩めて、吐く、 吸って、緩めて、吐く、

@一生懸命にやらず、肩の力を抜いて、肩、肘、手首、それから順番に手が
 こう、 こう、

Q:いわゆる鳥の羽ばたきですか?
A:そうです。手羽先まで意識をして下さい。

<指導5:定歩 腕廻し>
@それで 次が「定歩 腕廻し」ですから、その羽ばたきが 今度は逆に一番
 上で手を合わせて 仙腸関節が動いた時に少し開いて ここで肩の力を抜く
 と こうなります。サー! すると 妙に肩の力が入らないで、身体の軸が
 出来てくるのです。

@それでこう前に出た手が前に行きましたけれども、今度は前に出ていく手が
 後ろから出発する。それで 何が大事か、これだけなのです。
パン! パン! パン! パン! 
Q:脱力するための体操のようですか?
A:全くそうです。肩の力を抜いて 軸を作る。

@それと 前回やったところの雷刀に構えていて ここで力を抜いたらここへ
 落ちますけれども、仙腸関節で落ちるところを少し調整すればここに落ち
 ます。それと同じで、これが仙腸関節を少し動かすだけで 前へ落ちていく
 わけです。

@だから こっちを 只 バンバンするのではなくて、これの回転で落ちる
 ところが決まって、それが速くなっていくわけです。

Q:上で両手を合わせて 叩くのだと思っていたが?
A:だから こう叩くのではなくて できるだけ擦っていく。

@未だ 叩きに行っているのは 合っていないということです。ここで擦れば
 合うわけです。それを無理やりに叩きに行っている。つまりごまかしている。
 だからシュッと合うような状態にならないとダメなのです。結構難しいの
 です。

@足を反対にして、右足を前にして上で(手を)合わせて少しずらすと落ちる。
 吸って、吸って、ずらして、緩めて、吐く、
 一生懸命にやらないで、力を抜いて、上で力を抜く。落とそうとしない。
 力を抜いたら 落ちるのです。

@だから もっとカンコー巾を 左足を前に出して、右手を上へ上げて、これを
 少し後ろにやって、肩の力を抜いて、スコーン!と落として、上げて、それを
 こうやれば、

@これを手の色が変わるくらいやるのです。中国武術ではそうだったらしいです。
 遠心力で血流が全部こっちへ寄ってしまうのです。「鉄砂抄」なのです。鉄の
 砂を叩くのです。それで ここを痛めるから 何かの液を塗って その液に毒が
 入っていたら 相手を殺すのに鉄砂抄が パン! パン!と。

@そういうふうに 身体の中の全部が こう鞭のように。それで 前に出す。
 だから 手で回しているのではなくて こっち側 これだけで回しているの
 です。すると肩に力が入らなくなるのです。だから上からやるので、上から
 落とすだから 引き上げるのです。

Q:ここからやると 上げようとするが?
A:そうです だから。

<指導6:活歩 前後の羽ばたき>
@では 今度は「活歩 前後の羽ばたき」です。先ず、これをこう、吸って、
 上げる、吸って、上げる。そこで 今度は足を浮かせてきます。
    開いて、出て、開いて、出て、真っ直ぐ、開いて、真っ直ぐ。

@手を上げ過ぎない。肩の力を抜いて、肘、上げ過ぎるとリズムが合わなく
 なります。それで 前に叩きにいくのは あとで「玉叩き」というのが
 あります。とりあえず 活歩で前後の羽ばたき というのが。

@ゆっくりとやってください。もう何も考えないでも手の平が身体に当たって、
 前、後ろ、開いて、 前、後ろ、開いて、 前、後ろ、開いて、
 それで 指先も後ろを意識して、緊張しないで続けてください。手の平を
 身体に当てるのは ここを意識するためです。中心軸を意識して。

<指導7:玉叩き>
@次が同じなのですが、手の向きが 相手の球を叩くように、
    開いて、ぷいっ!開いて、ぷいっ! 開いて、ぷいっ! 
 これで だんだんにカシテをきつくしていく。

@足幅を少し広くして身体を下げていく。下げたところからこう対応できる
 ように。中指で ペッ!と叩くように。

<指導8:巻き付け>
@これはもっと肩の力を抜ける。まったく同じなのです。巻き付けるわけです。
 只、こうは捩じらない。引いてきて、巻き付ける、出る、巻き付ける、 
 だから ここを叩くのです。
    下がって、開いて、真っ直ぐ、 下がって、開いて、真っ直ぐ、

@軸を作って、肩の力を抜く以外にないわけです。それでだんだんに上へこう、
 胃とか 肝臓とか、こういうところへ巻き付け方を変えていくのです。
 引いて、開いて、真っ直ぐ、 引いて、開いて、真っ直ぐ、
 だんだん それがいつの間にか耳に残っているので、合気道でも身体の変換の
 ときにそういう動きをするのですが 骨盤中心で動いてしまうのでコンパクト
 な動きが出来なくなるのです。仙腸関節は出来るようになる。

@次に 今度は首に巻き付けて、後ろに行くときに こうではなくて こう。
 肘が固いからこう巻き付けなくてはダメだ。肘を曲げて、手の甲で背中を叩く。
 それで 首はここ。 
    バン! バン! バン! 
 すると肩甲骨が凄い  立て回りとか。首がこうなっていると動かないです。

@出来るだけ手の力を抜いて 上へ上げていくだけ。肘をできるだけ前に落ちる
 のを前へ。それと身体に手の甲を当てることによって、振動が身体にくるし、
 手へも。これでマスターしてくる。

@逆に。すると 手が楽に      出したら 右手で一回寄せて 二回。
 今度は反対に寄せて一回、二回。もう猿廻と同じです。イチ、ニイ、

@これが逆勢。逆に出た時にこう。するとこうなると捻じれるのです。ところが、
 逆勢に斬ると 捻じれない。イチ  本当に寄せ足が簡単に出来るようになる。
 それで身体の軸が崩れない。よくできているでしょう! 

@肘をズーン! ズーン! 肘を固めないから猿廻が出来るのです。

@体操の「デンデン太鼓」で 胸と腰。これをこうやれば、    胸返し。
 その時に首を前に出してはいけない。当てていく。肘を前に出して当てて
 いく。そうすると、首が真っ直ぐになる。肘をこっちへやると 捻じれて
 しまう。

<ここで S代表が稽古に合流>
@「では そろそろ本日の本題に入ります」と言ってK先生は床の上にゴロリと
 横になり、経絡・呼吸の説明に入ります。その貴重な指導内容を漏らすことなく続いて 稽古日誌(612)に綴ります。

                 



# by shinonomeaiki | 2019-01-14 19:19 | YS さんの稽古メモ | Comments(0)

第六十一回研究会稽古メモ

S代表からの第六十一回研究会稽古メモ
平成30年12月9日


〈稽古メモ〉
◎歩法
1.踵歩き 2.爪先歩き 3.スケーティング
4.鉄球運び 5.金魚売り 6.ジグザグ
7.前後の羽ばたき(定歩)8.腕回し
9.前後の羽ばたき(活歩)10.玉叩き
11.巻き付け 12.袈裟懸け2度

◎提歩素振り
1.真っ直ぐ中段 2.正面打ち 3.正面廻し打ち
4.袈裟廻し打ち 5.中段捩り込み 6.上段捩り込み
7.屋根を作る(相架け返し)
8.ジグザグ 正面廻し打ち
9.ジグザグ 袈裟打ち 10.ジグザグ猿廻打ち

◎袋竹刀での相対稽古
1.正面打ち 2.正面廻し打ち 3.合し打ち
4.転身打ち 5.中段捩り込み 6.上段捩り込み

1.2は上中下に変化する刀棒の高さの変化に対応
3.4は人中路を真っ直ぐ斬り落とす太刀筋は変わらず相手との位置取りの変化
5.6は反りと身勢により、相手のここしかない処を通して崩す

急に寒くなりましたが宗匠、ご参加頂いた皆様のお陰様で熱気のある研究会となりました。
ありがとうございました。

今回は歩法と剣術メニューを行いました。このメニューは体操を含め観照塾初期の頃から行われているものです。形や手順はほぼ変わっていませんが私から宗匠への質問や確認事項の中で、宗匠ご自身の体感や感覚の変化に伴った今までとは違う見方や説明もあり、とても興味深い稽古となりました。相対稽古メニューはまだ残っていますので次回も楽しみです。

◎太極棒メニュー
1.雑巾絞り 2.発剄 3.六方円
4.砂時計をひっくり返す 5.砂時計をぶら下げる
6.十文字 7.逆手 横→縦十文字〜おじゃまします
8.チンチン

それぞれの動作をする時には、足の裏、膝、股関節、骨盤、丹田、横隔膜、肋骨、鎖骨、頸椎などの動きを確認しながら、中心軸を厳密に、そして柔軟に動かして下さい

と記載されていました。






# by shinonomeaiki | 2019-01-14 19:12 | 研究会 | Comments(0)

東雲道場は、合気修得を志す人の稽古場であり、このブログは、その人達のために稽古内容を記録化する目的で開設しました。
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