合気観照塾東雲道場

10/4 剣を構える

本日は、先月から入会されたUTさんと、KKさんが東雲道場で稽古されました。
UTさんには、基本カリキュラムにそって稽古して頂き、KKさんには相手になって頂きました。
その後、KKさんと私とで歩法の稽古をしました。

その後、観照塾に移動し、K先生に機会を頂き七刀を説明する機会を得ました。
ここで七刀についてもう少しお話します。
七刀は、三種と四種に分かれます。
三種が正面截、四種が袈裟截です。
七刀は、截り方ではなく太刀筋と思って頂きます。
七刀で重要なのは、太刀筋と呼吸と重心であると思っています。
東雲道場の新規入会者の方にして頂く基本カリキュラムでは、三種と四種の間に10の基本カリキュラムを設けました。
私の考えでは、袈裟截ほど間違えば後をひくワザはないと思っています。
ですから、袈裟の無い世界を堪能して頂いてから、袈裟の機能を感じて頂こうと思います。

K先生は、数多ある合気と剣術の基本構造を稽古出来るように、剣の歩法等を考案されました。
私は自分自身が、その先生の歩法を理解し身につけるために、七刀を思い付きました。

そして、ある程度自分が気付かせて頂いたことがあるので、ここで述べさせて頂くことにします。


①剣における陰陽
人の正中線が中庸であり、陰陽の境で実世界には存在しない。
正中線から左右に分かれた世界が陰と陽。
左右の力の及ぶ臨界点が人中路の位置。
袈裟は臨界点を越えて繰り出される太刀筋であり、従って、臨界点内の袈裟は存在しない前提。
②三つ以上の陰陽を体に作る。(何個でもいい。)
例えば
・骨盤辺りの左右
・肩辺りの左右
・二星
骨盤右が前に出た時が陰なら左が前に出た時が陽。
二星の元の両腕がクロスした時が陽ならクロスしていない時が陰。
二星のうち、手の甲側が陰、握りの側が陽等。
二星が持つ柄自体が、陰陽の組合わせで、境が分け目。
③剣術の太刀筋を構成する身勢は、陰陽の組合わせで成り立つ。
④陰陽で考えると人間はまっすぐに直進出来ない。
極限に直線に近いジグザグで進まなくてはならない。
獣のフォクストロットも組合わせではないかと思う。
直線歩法は、カエルやカンガルーのように両足を揃えて飛ぶしかないのではないかと思う。
⑤開足して合掌し、両手を上げる。
正中線上に上がる。
合掌の手をずらして上げる。
正中線上に上がらない。
先生考案のアヤトリ法で、両手の薬指、中指を結束し、剣を構える形で手の内を感じながら正中線上に上げると、左手のほうが強く締まる。
次は、その状態から両手の内があまり締まらないように感じながら上げる。
すると、右側の撥草の形に上がる。
これは開足で剣を構え体が正面に向いた時、両手が柄を上下に握ってずれている以上、手の内が同じ圧では、真っ直ぐに正中線上に剣を上げられないことを示す。
もし、手の内を一定にして、右前に構えるならば、左斜め45度位に向く体幹の正中線より右側に両手を上げる形をとり、自然に正面に対して青岸の形になるのではないだろうか。
現代剣道が、右手に力を入れさせなくなったのは、右足前だが体幹を正面に向けてしまった以上、正中線上で仕事をするために右手を緩めなければならなくなったのではないかと考える。
植芝盛平翁の残る写真で、右前直正眼が、体幹を正面に正対させていないのも納得いく。
単純な方法は開足に立ち、手を軽く握って両手の甲を前へ向けて下げ、静かに上げていくと重量挙げのような形で上がる。
次に、右手だけ裏返して握りの方を前面に向けて同じように静かに上げると自然に撥草になる。(右90度に向けた城郭勢)
⑥そのように考えると猿廻の太刀筋は、足左前で二星クロスの袈裟であるが、これは足右前で二星クロスさせないと同じということになる。
おそらく、猿は腕を人間のようにクロスして棒を握れないのではないかと想像しました。
その様を上泉伊勢守が見て閃いたかも知れないですね。


以上のように考えると、K先生が考案された歩法が如何に剣の構造と体の構造を捉えているかがよく分かります。
東雲道場では、前段の基本を踏んで、七刀から、ジグザグ歩法に入り、前進歩法に繋げようと考えています。

その先に、研究会で先生に教示頂いている刀法等があると考えています。



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by shinonomeaiki | 2014-10-07 06:11 | Comments(0)

東雲道場は、合気修得を志す人の稽古場であり、このブログは、その人達のために稽古内容を記録化する目的で開設しました。
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