YSさんからの第五十九回研究会メモ
合気観照塾・東雲道場
世話役 様
内容:K先生から「燕飛六箇之太刀」の指導を受けた。
(第五十九回研究会)
期日:2018年10月14日(日)13時~
第五十九回研究会稽古メモに基づいて、初心者が理解できた範囲で稽古内容を
綴ります。
<指導1:七刀>
@七刀から始めますが、大事なのは手足が先に動かないこと。それから股関節
の立替えが上手くなるように真っ直ぐ降ろして。それで 上げるときも左手
を伸ばせば上がってくる。それで、左へいって肩の力を抜いて、ゆっくりと
落していく。ゆっくり。それで また上げて、またゆっくりと落としていく。
それから 上げて、また 斜め。上げて 斜め。
@それで、この時も歌舞伎で真っ暗闇の中で斬り合いをするような場面があり
ますが、真っ暗なドンテンというか 暗いところでやって 黙ってゆっくり
と動く そういうつもりで 結局、力を抜いたら刀がどういうふうにいくか、
というのが すごく大事になってくる。
@もう一つは、上げた位置が決まったら 落ちる位置が決まるという。それで、
こう立っていると ここへしか行かない。ところが 手首が決まっていると
ここへ落ちてくるのです。これが こう寝てしまうと よく剣道でやるが、
こうやってしまうと これだけすごい無駄な時間が ここの見た目なのです。
それで、ここにあると最短でここへ落ちてくる。ですから 上がったときに
もう 落ちるところが決まっているのです。こっちへやったら こう落ちて
くる。そういうイメージをしないで 形を覚えて振っても余り意味はないの
です。
<指導2:初心者への個別指導>
@その時に、ちゃんとモノウチが当てるのではなくて、この反りのカーブで
斬れていくという そういうイメージが大事なのです。
@その時にこう しんどいのですよ手が。 ここに、肘がしんどいでしょう!
だから、そういうことに気付かないで バンバンやってもダメなのです。
<指導3:打太刀にどう対処するか>
@何故、そこから入るのか というと、今日は、実は 燕飛の打太刀を覚えて
もらいたいのです。型稽古では 皆 最初は使太刀しかやらない。使太刀を
一生懸命に覚えようとする。でも、打太刀が来たのにどう対処するか、と
いうことで、勝ち方を身体にしみ込ませていくのが、使太刀なのですよ。
ということは、使太刀が先にどうくるかを決めるわけじゃないのです。
もちろん 先輩達が打太刀をするのですが、打太刀の来かたによって、
使太刀の対応が変わるはずなのです。
ですから、型を覚えて 早くバンバンやったらよいと思っていると 違って
くるわけです。
<指導4:打太刀の方が大事>
@真っ直ぐセイガンに構えてください。使太刀。勝つ方です。それで私(先生)
が打太刀、青岸です。それで このまま ズリズリズリといって 左手を
斬ります。何もしていない。使太刀は 真っ直ぐ中段のままです。
@今度は、青岸のまま こういって、それから こっちではなくて こっちの
方が近いですよね。すると ここへ捩りこんでいけば そのまま右手を斬り
ます。これは剣術ですか? (笑い)
@だから、青岸のまま こういって 遠いからこっちへ移るところで、これを
押す。押さえにいくわけですよ、気持ち。だから 押さえてくるのをこっち
で移って、ここへ行くと見せかけて ここへくるわけですよ。こういうふうに
当たるのです。ところがそれを押さえて、持っているので、こっちへ移って、
ここで回刀して こういくと 一番近い。だから 形の中ではここを斬るから
三つ拍子の外し。だから そういうふうに 打太刀の来かたと来るタイミング
で使太刀は動かないといけないわけです。だから、打太刀の方が大事なのです。
<指導5:相手と如何に対話をするか>
@だから、最初の打太刀の「青岸」と使太刀の「真っ直ぐ中段」が どのような
対話を始めているか、というところから やりたいのです。
@打太刀がこういったのを使太刀はイヤだといって押さえる。押さえられるから
打太刀はこっちへフェイントをかけておいてから ここへいくのを、使太刀が
三つ拍子の外しで 外す。だから 形だけを覚えるのではなくて、そういうふう
に どういう意味か、というのを対話する中で覚えていくと 型を覚えなくても
相手の来たのに対応できるはずなのです。
@本来、相手がどう来るのかは分からない。従って 型を稽古しながら、相手が
違うことをしたら それに対応しないとダメなわけです。だから 常に そう
いう発想を持っていないとダメなのです。
<感想>
第五十九回研究会稽古メモで 「形を覚えてはいけない。これに尽きる。」と
指摘されており、その意味するところは、研究会で K先生より 繰り返して
御指導がありました。肝に命じます。
滋賀より参加の初心者 記
世話役 様
内容:K先生から「燕飛六箇之太刀」の指導を受けた。
(第五十九回研究会)
期日:2018年10月14日(日)13時~
第五十九回研究会稽古メモに基づいて、初心者が理解できた範囲で稽古内容を
綴ります。
<指導1:七刀>
@七刀から始めますが、大事なのは手足が先に動かないこと。それから股関節
の立替えが上手くなるように真っ直ぐ降ろして。それで 上げるときも左手
を伸ばせば上がってくる。それで、左へいって肩の力を抜いて、ゆっくりと
落していく。ゆっくり。それで また上げて、またゆっくりと落としていく。
それから 上げて、また 斜め。上げて 斜め。
@それで、この時も歌舞伎で真っ暗闇の中で斬り合いをするような場面があり
ますが、真っ暗なドンテンというか 暗いところでやって 黙ってゆっくり
と動く そういうつもりで 結局、力を抜いたら刀がどういうふうにいくか、
というのが すごく大事になってくる。
@もう一つは、上げた位置が決まったら 落ちる位置が決まるという。それで、
こう立っていると ここへしか行かない。ところが 手首が決まっていると
ここへ落ちてくるのです。これが こう寝てしまうと よく剣道でやるが、
こうやってしまうと これだけすごい無駄な時間が ここの見た目なのです。
それで、ここにあると最短でここへ落ちてくる。ですから 上がったときに
もう 落ちるところが決まっているのです。こっちへやったら こう落ちて
くる。そういうイメージをしないで 形を覚えて振っても余り意味はないの
です。
<指導2:初心者への個別指導>
@その時に、ちゃんとモノウチが当てるのではなくて、この反りのカーブで
斬れていくという そういうイメージが大事なのです。
@その時にこう しんどいのですよ手が。 ここに、肘がしんどいでしょう!
だから、そういうことに気付かないで バンバンやってもダメなのです。
<指導3:打太刀にどう対処するか>
@何故、そこから入るのか というと、今日は、実は 燕飛の打太刀を覚えて
もらいたいのです。型稽古では 皆 最初は使太刀しかやらない。使太刀を
一生懸命に覚えようとする。でも、打太刀が来たのにどう対処するか、と
いうことで、勝ち方を身体にしみ込ませていくのが、使太刀なのですよ。
ということは、使太刀が先にどうくるかを決めるわけじゃないのです。
もちろん 先輩達が打太刀をするのですが、打太刀の来かたによって、
使太刀の対応が変わるはずなのです。
ですから、型を覚えて 早くバンバンやったらよいと思っていると 違って
くるわけです。
<指導4:打太刀の方が大事>
@真っ直ぐセイガンに構えてください。使太刀。勝つ方です。それで私(先生)
が打太刀、青岸です。それで このまま ズリズリズリといって 左手を
斬ります。何もしていない。使太刀は 真っ直ぐ中段のままです。
@今度は、青岸のまま こういって、それから こっちではなくて こっちの
方が近いですよね。すると ここへ捩りこんでいけば そのまま右手を斬り
ます。これは剣術ですか? (笑い)
@だから、青岸のまま こういって 遠いからこっちへ移るところで、これを
押す。押さえにいくわけですよ、気持ち。だから 押さえてくるのをこっち
で移って、ここへ行くと見せかけて ここへくるわけですよ。こういうふうに
当たるのです。ところがそれを押さえて、持っているので、こっちへ移って、
ここで回刀して こういくと 一番近い。だから 形の中ではここを斬るから
三つ拍子の外し。だから そういうふうに 打太刀の来かたと来るタイミング
で使太刀は動かないといけないわけです。だから、打太刀の方が大事なのです。
<指導5:相手と如何に対話をするか>
@だから、最初の打太刀の「青岸」と使太刀の「真っ直ぐ中段」が どのような
対話を始めているか、というところから やりたいのです。
@打太刀がこういったのを使太刀はイヤだといって押さえる。押さえられるから
打太刀はこっちへフェイントをかけておいてから ここへいくのを、使太刀が
三つ拍子の外しで 外す。だから 形だけを覚えるのではなくて、そういうふう
に どういう意味か、というのを対話する中で覚えていくと 型を覚えなくても
相手の来たのに対応できるはずなのです。
@本来、相手がどう来るのかは分からない。従って 型を稽古しながら、相手が
違うことをしたら それに対応しないとダメなわけです。だから 常に そう
いう発想を持っていないとダメなのです。
<感想>
第五十九回研究会稽古メモで 「形を覚えてはいけない。これに尽きる。」と
指摘されており、その意味するところは、研究会で K先生より 繰り返して
御指導がありました。肝に命じます。
滋賀より参加の初心者 記
by shinonomeaiki
| 2018-10-19 09:06
| YS さんの稽古メモ
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