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合気観照塾東雲道場

YSさんからの第六十回研究会稽古メモ その1

高齢・初心者の稽古日誌(601)

合気観照塾・東雲道場 
世話役  様

   内容:K先生から「無形」の指導を受けた。
     (第六十回研究会)
   期日:2018年11月11日(日)13時~

S代表の第六十回研究会稽古メモに基づき、初心者が理解できた範囲で
稽古内容を綴ります。

<指導1:身体の中を観照する>
@先ずは「無形」。両足を肩幅にする。それで 両足を真っ直ぐ 平行
 にした時と、先を少し開いた時に、肩とか肩甲骨にどのように影響が
 でるか。

@模擬刀を持って、両足の先を開いて下さい。すると 肩甲骨も開いて
 いきます。そこで 息を吸って、もう一回 吸って、力を抜いて、。
 これは 中段から 一応「無形」です。いわゆる ダラーンとして。
 でも、今度は刀を握っても親指と小指で持ってください。親指と小指
 で挟んでください。他の指は 触る程度に。それで、両足の先をこの
 ように開き過ぎると、刀を上げたときに肩甲骨に力が入るのが分かり
 ますか。腕にも力が入ります。このようにして自分の身体の中を観照
 するわけです。

@次に 両足の先を少しだけ開いて下さい。そして 自分でよい位置を
 探していくわけです。極端に内股にしたらどうなるか。内股にすると、
 腰に、、、
 それでは 真っ直ぐにすると これが意外に肩甲骨に力が入るのです。

@だから、刀を振らないで、息を吸って、吸って、刀を少し上げて、肩の
 力を抜いてから そのあと刀を落とすのではなく、落ちるだけなのです。
 吸って、吸って、緩めて、吐く。その時、吸って、吸って、のとき、
 首の後ろを動かしてください。するとバランスが取れます。それで首の
 後ろを意識しながら 身体の、、

@それで、本当に「無形」というのは、右足が少しだけ出て、真っ直ぐに
 いって、左足が下がって、少し開いて リョウジの字。基本的にはこの
 床の線を挟むようなのです。それでヘソを真っ直ぐに向ける。 
 これが線をこう開いた時に 床板の1枚分を開いたとき どうなるか。
 それを2枚分開いたとき どうなるか。
 だから 後ろの足先が 例えば45度にこう向いているとき、90度に向いて
 いるとき、それから このように完全にこっちへ向いたときにどうなるか。
 するとヘソもこっちへ向きます。ヘソを真っ直ぐに向けておくためには 
 どうすべきか。
 そのなかで 肩の力を抜いて、首の後ろをきっちりと決めて、それで板の
 幅で それから、この線上にあって、足のつま先がそこに向う。それから 
 踵と踵がある位置。

 大変細かいでしょう。フェルデン・クライスです。普通は そのような
 ことを考えて「無形」をやらないでしょう。ところが もう それで方向
 とかが全部無理になるわけです。ここでこう向く。こっち、ここで落ちる。
 すると 今の力で どこが一番楽かです。

@それから 歩法のように歩いて どうするかとか、前・真ん中・後ろ、左・
 真ん中・右、を見るとかというふうに 少し動かしたら 肩の力を抜いて 
 それで 今度は中段で。

@中段になると 余計に刀を支えないといけないから、肩甲骨を少し寄せて、
 首を伸ばして、刀を上げると ここはすごく楽になる。手首で刀を動かす
 のではなく、肘で動かす。そうすると 刀が斬れていくのが分かる。
 すると、刀の反りが大事になってくるのです。峰、谷をイメージしないと 
 いけなくなるのです。棒の場合なら 当てるだけですが、刀の場合は 峰
 谷があるから 反りと峰・谷のイメージで、そういうことなのです。

 だから 見ていると「棒然」とするのですよ!(呆然に引っ掛けている) 
                            皆で大笑い!

@しかし 分かるでしょう、反りと峰・谷、それと身体の向き、足の向き。
 それで実は「骨盤」が変わるわけです。これが、いわゆる「戦車運動」と
 いっしょで 骨盤を横隔膜の位置で捩らないで、そのまま どう使えるか、
 なのです。

@だから これを使えば、刀を中段に持ったまま、手は動かさないで 足を
 こう開くと 刀はこっちへいきます。ここ、ここ、 だから 真っ直ぐ、
 左45度、左90度、左45度、真っ直ぐ足を揃えて、今度は 右45度、右90度。
 これ ここは全然動いていないのです。

Q:七刀でやるときの仙腸関節ですか?
A:そうです! それを 足の裏から 足のつきかたで決まるのです。
  だから「人中路を踏め!」というわけなのです。

@だから この人中路を踏まないで 少しこっちへいっただけで、もう 
 これだけずれるわけです。今日は もう初歩の初歩です。でも 初歩の
 段階のときにこれをやっても理解されないのです。
    “何をややこしいこと 言っているのか” 
 で終わってしまうのです。

Q:立ったとき 足の位置で その人のレベルが分かってしまうのでは?
A:そうです! それを「足元を見る!」と言うのです。(皆で大笑い)
  禅では「却下処方」と言って、O先生が よく書いていました。
Q:今、言われたことは すごいことですね?
A:本当はそういうことに気付くための「型」であるはずなのに、形だけ
  を覚えてバンバンやってしまうと そこには行きつかない。そういう
  目でみていると、バンバンやっているのが 実に気持ちが悪いのです。

<指導2:無形>
@次に「無形」をやります。右側を空けておいてください。
 右からここへ寄せて、手はそのままです。気持ち。只、これが回転して
 いったとき 足が   に代って 肩に落ちる。

Q:車の構えですか?
A:そうです! だから 車の構えになるように      

@要は「無形」のまま、ここは全然動かさない(極端ですが)。それで、
 ここから こっちを回転させていくわけです。

 ここから こうなっていますよね。それを このとき このままで
 これをしたら 回転しないです。少し緩めているから、ここにいって、
 ここからホーカイするわけです。

 それで、そこから ここまで 吸って、上げる、わけです。それで 
 緩めて、降ろす。それから吸い上げると ここ。肩の力を抜いて、仙腸
 関節の向いているだけ いけるわけです。

 ここ、ここ、それで ここで降ろすと こうです。これが こうなると 
 ここです。ここまでくると ここです。すると これが しんどいから 
 こう回ってくる、こっちへ上げる、上げる、ここなら ここです。

 ところが こいつを ここに持ってくると、ここへくるわけです。
 ところが ここではない、ここしかできないのです。ここへ来て 
 初めて 首から腰までが斬れます。しかも 足を引いているから 
 引き切りになるわけです。

 こう代わって、こっちへ上げて、このままこれが ここまで回ってきて、
 だから こういう動きになるのです。それがこっちに向いていると意味
 がないでしょう。

 だから これ どっちかしか斬れない。ここにあるから ここが。
 だから 刀を上げたらあとは仙腸関節でいく位置が 手の力を抜いたら
 いくはずなのです。

 だから、これと、足と、肩の力を、吸って、吸って、緩めて、落す。 
 それで落とす前には もう肩のうちの モノウチの落ちる位置は決まって
 いるのです。今日は 初歩の初歩でしょう!

 それと こっちへ こういったら 詰まってしまう。ここへいくから 
 このまま ここへ。 だから 最初に これがまた こっちへいって、
 こっちへいって、こっちですよね。

<指導3:個別に指導>
@周りに当たらないようにして ゆっくりと やってみてください。

<感想>
 六十回の佳節を迎えた研究会で K先生から 特に初心者向けの丁寧な
 稽古指導を戴きました。貴重な指導内容を漏らすことのないよう続けて
 稽古日誌(602)に綴ります。

               滋賀より参加の初心者 記





by shinonomeaiki | 2018-11-21 07:56 | YS さんの稽古メモ | Comments(0)

東雲道場は、合気修得を志す人の稽古場であり、このブログは、その人達のために稽古内容を記録化する目的で開設しました。
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